30年の実践、20年の支援、10年の研究から生まれた共感起業大全

アントレプレナーシップ

いよいよ今月末発売。発売日まで、全力でこの本について書いていこうと思います。

私はこれまでに本を2冊書いて、その後も何度となく書くチャンスやタイミングはありました。でも、いまがベストな本を書くタイミングだったと、改めて感じています。

いよいよ10月30日、書籍発売

いよいよ10月1日になって、「今月発売」と言えるようになりました。

共感起業大全 〜長く愛される事業をつくる(著者:中島幸志)
【公式】応援され続ける ビジネスのはじめかた「共感起業大全」著者:中島幸志 _ ビジネス成功の定義を変える、新しい起業の形とは?社会的なビジネスの連続起業家が実践してきた「共感で応援される ビジネスの考え方」をまとめた一冊。起業の本はたくさ...

当初予定していた初版部数を大きく上回る数のスタートとなり、とっても期待を頂いていることに、嬉しさと期待を背負っていくことに自覚が湧いてきます。

予約開始からたくさんの方に応援いただき、予約数も順調に伸びています。
おかげさまで、ランキング1位をいただきました。

Amazon売れ筋ランキングで1位、最新リリース 7部⾨で1位を獲得 『共感起業⼤全』応援され続けるビジネスのはじめかた|中島 幸志/感性で育まれる社会を共につくる
応援ありがとうございます!😭😭😭 売れ筋ランキング「企業動向部門」1位を獲得 また7つの専門カテゴリでも最新リリース ランキング1位 9月7日にて本書籍のプレスリリースを行いましたが、2日後「企業動向」ランキングにて1位・ベストセラーを獲得...

発売後には、期待値だけではなく、評価として再び1位をいただけるように、頑張っていきますので、引き続き応援いただけると嬉しいです。

本を2冊書いた過去の経験

私は本をすでに2冊出しています。
インターネットが始まった頃に音楽をネットで配信することを研究しサイトを開設していた私を見つけていただいて、そのやり方を書いた本などを2冊書かせていただきました。

本を書くという苦労は、25歳から2回経験をしました。
最初の会社を創業してすぐだったこともあり、なかなか進まない原稿に、業を煮やして事務所に何度も催促に来ていただいたりしながら…良い経験をさせていただきました。

その本と経験があったからこそ、その後のビジネスを後押ししてくれたものだと、とても感謝しています。(当時の編集担当の菊池さん、ありがとう)

本を書けるチャンスに、書けなかった日々

その後、テレビにラジオにメディアにも出させてもらいながら期待を背負い、日本初の音楽配信にたどり着きましたが、会社を売却することになりました。

たった5年でしたが、駆け抜けた中での出来事、そして10億円弱で会社をEXITしたことなどを本で出せないかと思っていました。
でも私は、自身の想いが果たされなかったことと、その直前に無理をしたこともあって、すっかり疲れ切っていました。
書籍化の依頼は受けたものの、どうしても原稿が思ったように書けないこともあり、その時に実現するに至りませんでした。

この音楽配信ビジネスについては、共感起業大全でも触れています。
10章の読者特典では、どうやってベンチャー企業として成長していったのかというノンフィクションのストーリーを書いています。

書籍は書けなかったけれど、雑誌になったコモンビートの活動

地球一周後、コモンビートを設立し、10年で事業規模1億円ほどに達して代表を交代しました。
設立当初から交代をすることを決めて設立をしていたこともあり、とても良い状態の活動で、予定通りの交代になったことはとても嬉いことでした。

コモンビートは、私の想像を超えた経営の経験であったし、これまでの常識を覆すものでした。私は自分のやり方に固執せず、どうやって状況を活かして行けるのかを主にしていたこともあって、自分を超えたビジネスが生まれました。

このことをぜひまとめたい!と思っていました。
なかなかタイミングが生まれないなか、オルタナの森さんと雑談をする中で、「オルタナ別冊 コモンビート」というアイデアをいただきました。

ミュージカルNPO「コモンビート」を知っていますか?
皆さんは「コモンビー...

コモンビートの活動をひとつの形でまとめたかった私は、オルタナさんのおかげでコモンビートの特集本を出すことができました。

オルタナ別冊「特集コモンビート ミュージカルNPO完全報告」(2013年8月29日発売)
皆さんは「コモンビー...

個人で書籍を出したいという熱は、この本で多くが実現できました。

この雑誌は、コモンビートの活動を紹介するもので、起業家として経験してきたことがまとまったものではありませんでした。私は、コモンビートのような組織や事業の考えがもっと多く広まっていったらと考え、それをまとめたかったということがあります。
共感起業大全では、かなり多くの項目でコモンビートのやり方が登場します。そして、10章では、東日本大震災が起こったときからの様々な葛藤からどうやって事業を決めていったのかということを詳細に書いています。

本を書く最適なタイミンは、今だった

これ以降、私は起業家支援に移ることになり、ある意味で黒子に徹してきました。なぜなら、起業家の支援者が起業家以上に目立ってはいけないし、主役はあくまでも起業家だからです。
支援者が出ることは「オレが育てた」「オレがいたから」みたいに見えることも多く、私はそういう風に見られることがとても嫌でした。
だから、取材をされても断り、起業家を取りあげてもらうことに徹底していたように思います。

自伝的な起業本は誰の参考にもならないので書きたくなかったし、ビジネス手法や解説といった本にも興味がありませんでした。

起業家として30年間の実践経験
起業家と経営をする20年間の経験
起業家支援プログラムと研究による10年間の経験

そして社会は大きく変わり、自己的なビジネスはもう支持されない時代となりました。

本を書くのは、今だったんじゃないか

こんな素敵なタイミングまで、書く機会が待ってくれていたんじゃないかとさえ思えます。

さあ、いよいよあと30日で発売。
発売後の活動が、いろいろと楽しみです!

共感起業大全 〜長く愛される事業をつくる(著者:中島幸志)
【公式】応援され続ける ビジネスのはじめかた「共感起業大全」著者:中島幸志 _ ビジネス成功の定義を変える、新しい起業の形とは?社会的なビジネスの連続起業家が実践してきた「共感で応援される ビジネスの考え方」をまとめた一冊。起業の本はたくさ...