少子化問題を解決する唯一の方法とは? ~社会福祉の実態と、希望溢れる未来を描くリーダーの必要性

少子化問題を解決する唯一の方法とは? アントレプレナーシップ

少子化問題と言われていますが、実感がわきませんよね。 「少子化」という、「子どもが少なくなっているよ」という言葉は、何が問題かを想像させにくいですよね。 きっと、何が問題になるかを想像できない問題なのかもしれません。 それはそうです、未来のことですから。。。 単に問題とか恐怖に捉えるのではなく、事実として主観的・客観的に考えてみるのも1つだと思います。  少子化というと、、なぜか高齢者や介護の問題ばかりに焦点が当たります。

介護する人がいなくなる = 少子化問題!?   介護してもらうために子どもを増やすのか?

そんな風にも聞こえます。  これはある意味で事実でもありますが、何かがうまく伝わっていません。。。

少子化問題を解決する唯一の方法とは?

15~65歳までが労働人口(生産人口)と呼ばれる、国の生産を支えている人達です。 「働こうと思えば働ける人」と定義されています。 そんな労働人口の人達が少なくなることが、問題というわけです。

働いて稼ぐ人たちやその企業から税という形で徴収し、
それを働けない人達を支えることに充てている

この充てられているものは、労働対価であったり社会保障であったり、働けない分の負担を軽減させようというものです。 これがどこまで理解されているのか?という点が、まず問題です。 政治家が、少子化、高齢化、社会保障ばかりを大声で言っていますが、そもそもの理解がされていない気がします。 知っていることと理解できていることは別、ですよね。 働けない人達がいる、ということの理解も不足してますよね。社会福祉という分野は、乳幼児、青少年、高齢者、障がい、病気などで、働けない人たちのためのもので、そういった「働けない人たちがいる」ことを、ちゃんと理解できていない気がします。  正直、私も家族を持つまでは、意識が低かった・・・ほぼなかったように思います。 実感のないことに意識を持つのは、なかなか難しいと思います。  家族を持てば子育てがありますが、それが一体いくらかかりいつまでなのかということは、あまり理解できていません。 そのおよそ20年間、働けない子の分を負担しているのは親です。 単に費用負担だけではなく、社会人になるまでの心身の健全な育成を求められているので、そこに時間を費やされます。 しかも、仕事もして、です。 15~65歳までの50年のうち、およそ半分の20~25年は子育てに費やされます。

1:最初の10~15年は社会に馴染み仕事に頑張る時間 2:次の20年は、子育ての時間 3:最後の15~20年は、更に働く時間

1の時には年収をアップし結婚資金を稼ぎ、2の途中の20年の間に、子どもの学費を稼ぎ、3の仕事の時間で老後の資金を稼ぐ 2の時間が一番働いて稼げる時間なのに、子育てもあって大変な時期。経済性と育児はなかなか両立ができないので、国としても生産力が低下してしまいます。子どもの数が増えれば、その分だけ稼ぐ金額も増えます。 その子どもへの稼ぎが終わったら、今度は自分達のために稼ぐ必要があります。 しかもそのタイミングで、親の介護まで加わると、自分たちの未来すら危うくなるのです。   こんな風にして、「生きるためだけに稼ぎ続ける」しかない人生になってしまっています。   これ、生きていくことが楽しいと思えるでしょうかね。。。 子どもを増やしたいと思えるのでしょうかね。。。 だからといって実態を伝えると、これから結婚しようとする人の意識が変わってしまうし、かといって何も知らないで子育てが始まると、なかなか大変です。
そして、

ベビーカーは電車に拒否され 初詣で断られ 卒業式に幼児も同席させず 子どもの声は騒音だと言われ

社会は子どもを求めていないのか!? そんな風に感じちゃいますよね。  高齢者に聞くと、

自分たちは、年金で生活するからいい 若いものに世話になるつもりはない 老後くらい楽しませてくれ

という話も多いとか。 でも、

自分たちが生きてきた時代も、先人達が作ってきた社会で生きられたんですよね。 年金で暮らすにしても、社会をささえ生活できているのは、現代の労働人口ですよね。 医療や衣食住などのライフラインも、防犯や防災など、生きていくための最低限もみんなが支えているんですよね。

過去も、現在も、未来も。。。。   子どもを増やすというテーマは、難しいことです。  私が最も効果的で唯一だと思うのは、  現代の子育て家族が、
子どもを育てていて楽しい姿を見せること
  だと思うのです。&#
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それを見たこれから結婚する人達が子育てをしたいと思うことも大切です。 家族を持つこと、家族が増えることが楽しいと思えるような雰囲気が大切です。

逆に、

疲弊して虐待をしてしまう人が増えたら、子どもを産むことが怖くならないでしょうか。 パパママがケンカばかりしている家庭では、子どもの家族イメージはどう映るのでしょうか。

人は、楽しそうな場所にあつまり、楽しそうなことに憧れます。 残念ながら、少しいまの家族は、みんなが疲れています。  豊かな社会を作るとか、希望のある社会を作るとか、未来のある社会を作るとか、、、 言葉では何とでもいえますが、そこに生きる人達がどんな顔をして生きているのか?ということを考えるだけで、ステキな社会は全部叶うのではないでしょうか。  だから、 子育て世代を手厚く支えることが、希望溢れる未来を描くことができる、唯一の方法だと思うのです。  今日の名古屋市は、市長選挙の日です。  これからの未来を考えて、本当に大切なことは、 未来にどんな笑顔が生まれるか? が描ける政策だと思います。  政治の世界はよくわかりませんが、少なくとも、 良い社会の雰囲気を生み出せる人 がリーダーでなくてはならないと思います。  問題解決をあたる福祉やNPOであっても、

しかめっ面で、怒ってばかりいる人

では、本当の問題解決はできないと思います。 問題を潰せば解決する、と怒りをぶつけて解決しようとしている人は、新たな問題を生み出すだけです。  どんな大変なこともどんな難しいこともどんな困難も、、、、 笑顔で解決して、未来を良くしていくことが、良くなる雰囲気をつくり、みんなをその気にさせてくれると思います。  どんな時も、笑顔で解決していけるよう、私もがんばろうと思います。