知性がある?知性がない?
仕事/ビジネスの中では、知識や情報を受け取った時に、知性について感じることがあります。
AさんとBさんで、同じことを言っていても、
それが知識として受け止めることもあり、内容に知性を感じることもあります。
その違いはどこにあるのでしょうか。
知性にあって、知識にないものとは?
ち‐しき【知識】
出典:デジタル大辞泉
1 知ること。認識・理解すること。また、ある事柄などについて、知っている内容。「日々新しい―を得る」「―をひけらかす」「予備―」
ち‐せい【知性】 の意味
出典:デジタル大辞泉
1 物事を知り、考え、判断する能力。人間の、知的作用を営む能力。「知性にあふれる話」「知性豊かな人物」
2 比較・抽象・概念化・判断・推理などの機能によって、感覚的所与を認識にまでつくりあげる精神的能力。
特に仕事/ビジネスにおいて、知性を感じない、知識をひけらかす人によく出会います。
理屈や理論を述べるだけで、
現実感がない
知識を乱用するだけで、実際が伴っていない時に、そんな印象を受けます。
沢山の知識を身につけた人は、自分に知性があると錯覚するようです。
知性とは、知識や情報そのものではありません。
その情報から広がる世界が感じられるかどうか?という受け手の感覚です。
つまりそこには、
知識 × 感性
が存在するのです。
知識が相手にとってリアルなものに感じるような時に、知性を感じます。
また、知識そのものではなく、その人の意見や意志と共に伝えられても、知性を感じます。
つまり、
伝え手が、
知識や情報に、感性を加えられれば
知性として伝わる
のです。
受け取った情報に、
何の感性を働かせず、
情報を横流しする
それは、
受けとる人が、誰も求めていません。
単なる情報には、感性は含まれていません。
それはまるで、辞書です。
あるいは、数学の計算結果です。
その辞書や計算結果でさえ、伝え手が感性を加えることで、知性にさえ変わります。
単なる情報や結果であっても、自分の意志が加わったり、その結果からイメージされることを伝えられれば、そこに知性を感じるのです。
頭はいいけど、賢くない
知識はあるけど、知恵が無い
そこに自分なりの意志がないと、他の情報を集めてきた、ただの情報屋さんです。
学んだ知識とは、他人の意見や情報です。
それらを自分なりの意志や意見に替えること。
そこに感性がとても重要な役割をします。
感性は自分の意見をつくります。
ビジネスの現場でも、仕事において感性はとても重要な役割をするのです。
知識に、感性を加えて、知性に替えることは、
情報に命を吹き込むこと。
今日も、その知識や情報の1つ1つに、
あなたの感じることを沿えて、
命を吹き込んでみましょう。
また、明日もよろしくお願いします!