感性とは、感覚の自分軸 ~自分なりの感覚基準に当てはめて、基準の幅や質を変えて養う

日々の感性

どうやって感性を高められるんですか?

感性ってどんなことなんですか?

 

感性の話をしていると、そんな話を受けます。

感性は、全ての人にあって、それを意識できているかどうかの違いです。

そして、それを意識できているかどうかは、自分の感性の軸に気づけているかどうかです。

人の意見や価値観の違いは、元を辿れば感性の違いです。

それを受け入れることができるのも、できないのも、

 

自分の感性という軸に気づけているかどうか

 

が、大きな影響を及ぼします。

 私は、こんなコトにピンとくるという、絶対軸
人は、こんなコトにピンとくるんだという、相対軸

他人がピンとくることと、自分がピンとくることは一緒でないことも多くあります。

それを人は「個性」や「価値観」の違いとも言ったりします。

そういった様々な個性や価値観に触れることで、自分自身の感性の軸をつくることができます。

 違和感があれば、そのGAPを考えてみる
共感をしたなら、その共通項を考えてみる

そうやって、自分なりの感覚基準にどんどん当てはめていって、基準の幅や質を変えていくことが感性を養うことなのです。

感性を高めるというのは、
できるだけ多くのコトと接して、
それを感じ、自分に聞いてみること

すると、感情が反応をしたり、言い表せない感覚が、何か自分自身に新しい基準を作ってくれる、ということが感性が高まる瞬間です。

そういったことを突き詰めていくと、アイデンティティーや価値観、美学や哲学のようなものが生まれてきます。

そうすれば、自己肯定はもちろん、自己効力感も生みだし、誰もが自信を持ってチャレンジすることができる生き方ができることでしょう。

もし、私たち自身の感性が低いとしたら、その低さは子どもたちにそのまま受け継がれてしまうことでしょう。

 

それはつまり、好奇心やチャレンジの機会を失い、自信のない自立できない状況を生み出すことにも繋がります。

 

私たち大人がまず感性を高めていくことが、とても大切ではないでしょうか。

私が創設して15年活動をしているコモンビート。

コモンビートは、表現活動によって、自分らしく・たくましく生きる個人を増やし、多様な価値観を認めあえる社会の実現を目指すNPO法人。

作品を作るという過程は、感性を高める最適な環境です。

そして、100人という仲間である他人と一緒に、お互いの違いや共通項を見つけ、それぞれの人が自分なりの感性に気づき自分軸を作って欲しいと思っています。。

AIやグローバルなど激変する社会では、感性を軸に生きる人こそが活躍する時代だと思います。

そんな思いで活動をしているコモンビートも、来週末、東京でその公演があります。
感性は、考えるよりも見て心が動くことで、わかることもあります。

ぜひお時間のある方は、起こしください。
(私も2017年7月22日(土)開場17:00 開演17:30に居ます)

MUSICAL 「A COMMON BEAT」 - NPO法人コモンビート