ライフワークが、趣味や道楽と思われていた時代
ライフワークというと、みなさんはどんなことをイメージしますか?
趣味?
道楽?
ライフワークで生きてる人を見ると、どこか羨ましいような、憧れるような、ちょっと悔しいような、そんなイメージがあるからなのか、趣味と間違えられます。
ライフワークとは、
生涯かけてする仕事
出典:デジタル大辞泉(小学館)
という意味です。
これでもやっぱり道楽?と思ってしまうかもしれません。
仕事とプライベートは、別
好きなことは、仕事にするなんて、できっこない
社会活動は、時間とお金がある人がするものだ
昭和生まれの人(私も含め)は、そんなイメージが残っているかもしれません。
私は、「仕事は趣味」「趣味は仕事」と言っています。
もっといえば、「人生は趣味」「人生は仕事」とも言っています。
正直、「生きていることのすべてに興味があるし、それが仕事になっている」ということなので、そうい分類なんて意味がない。
どっちでもいいのです。
人生100年時代、老後という言葉がなくなりかけている社会です。
人生に順番なんて、ありませんよね!
学びも、学生で終わったわけではありません。
生涯にわたり私たちは、何かの趣味があり学びがあり仕事をして活動をしているのです。
ワークは仕事だけじゃない、仕事は有給だけじゃない
workとは、仕事という意味も含みますが、仕事だけではありません。
学びや研究、そういった取り組みなど全般をワークといいます。
また、仕事という言葉も、お金を稼ぐための有給と捉えられがちです。
1 何かを作り出す、または、成し遂げるための行動。
2 生計を立てる手段として従事する事柄。職業。
3 したこと。行動の結果。業績。
4 悪事をしたり、たくらんだりすること。しわざ。所業。
仕事とは、行動やその結果とありますね。生計を立てる、つまり有給で働くことを仕事と呼ぶことが多いですが、お金とは関係のない仕事もたくさんあります。
ライフがワーク? ワークがライフ?
私たちの人生、一度きりしかありません。
だから本来は、
ですよね。でも、
ワーク(生活をするための仕事)
が
ライフ(人生のすべて)
になっているんじゃないかと、思えることもあります。
でも、お金と時間に追われる「TIME is MONEY」になって、あっという間に人生「TIME is LIFE」が終わっていきます。
だからこそ、人生を仕事にするということをもっと考えていく必要があると思うのです。
生きることは、暮らしです。
私は、暮らしにとっても興味があります。
衣食住、これが充実させることができるのは、いろいろな成果が見えてきます。
家事も楽しいし、食事も健康や栽培からも繫がります。
住むための家や空間、家族の未来を考えることも楽しいですよね。
人生を考えていくのが、そもそもの生きている意味です。
来た時よりも美しく
そうやって社会をより良くしていくことって、私たちのワーク(仕事)であり、ライフ(人生)ですよね。
私がフェアトレードに関わっているのも、そのひとつです。
だって、自分たちばかりが良い暮らしを求めて、誰かにしわ寄せがあるなんて、理不尽じゃないですか。
だったら、少しでもそれを改善するために、できることをしていこうと思っています。
自分に起業して、社会をより良くするためのライフワーク
私は起業の講座をするときに、よく、
自分に起業しよう
という言葉を使います。
職業、ジブン。
私はこれでいいと思うのです。
どこかの会社の肩書きではなく、自らの肩書きを自分でつけていくこと。
もちろんどこかの会社に所属しててもいいし、名刺があってもいいと思います。
でもそれも、自分のある一面であり、自分のライフワークの中にある、何かを達成したいための方法であり目的である、と位置づければ良いのです。
軸足を、自分に置く、ということです。
どこかに乗って、依存しない、ということです。
依存すると、不満が出ます。
自分に軸足をおけば、すべての活動に、すべて自分の想いを込めていく活動に関わることができます。
自分自身、
日々の暮らし、
それを支える社会や地球
そこにいる自分のようなすべての人と生物、
そして、
それが続く未来。
自分で自分の感性で選択肢をつくり、
それを選択をできるようにすること。
もちろん、その時の優先度も環境もあるので、
それを選択しない、という選択も必要です。
ライフワークは、自分が主人公。
趣味なんていう誤解の時代は終わり、これからはみんなそれぞれが主人公。
「誰一人取り残さない」
みんながそう言っているSDGsなウェルビーイング時代ですから、ライフワークという言葉をアップデートしなければなりません。
日々私たちは知らなければならないこと、学ばなければならないことが、たくさんあります。
便利な社会が、私たちの感性=アンテナを、鈍らせてしまったのかもしれません。
だから、社会感度を磨いて、そしてたくさん感じて、それを考えて、自身のライフワークにして・・・社会も未来もよくしていく仲間が増えたらいいなと思っています!