イノベーション(変革)は、日常の中から生まれる
繰り返しで変化が感じられないような日常も、実は劇的な変化が起こっています。
環境適応の高い私たち人間は、その変化に順応しています。
そしてある日、突然その変化に気づきます。
これから起こりそうな変化
すでに起きている変化
すでに起こってしまった変化
気づいたその瞬間から、私たちにパラダイムシフト(ものの見方の大きな変化)が起こります。
毎日少しづつの変化がやがて大きな変化となる土壌を創り上げ、そして、大きな変化(変革)をもたらします。
これは、人の成長過程にも、社会や経済の成長過程にも、地球の成長過程にも、どんな時にも起こりえる変化です。
毎日という連続した日々の中で、突如、非連続的な感覚を受ける
その瞬間が大切です。
その非連続性を感じたタイミング。
景色の見え方が少し変わったと感じたとき
違和感を感じたとき
ワクワクしたとき
不安を感じたとき
私たちの感情はセンサーの役割を果たします。
それに気づけば変化の波に飲まれることもありません。
しかし、気がついても、受け止めることなく流してしまえば、変化に取り残されていくのです。
その大きな変化さえも、日常の連続的な変化の一部。
イノベーション(変革)さえも、日常なのです。
たとえば、仕事というものは、大きな変化をしてきました。
一昔前には全盛だった職業も、今ではなくなっています。
ネットでは、10年後になくなる職業という話題が溢れています。
また、コミュニケーションも、インターネットによって大きな変化を受けました。
今では世界じゅうの人と繋がれるようになり、一瞬で情報交換が可能です。
発見するのも繋がるのも、意識があれば可能性は無限です。
医療も、食も、住居も、経済も、連続した成長の中で、非連続な大きな変化と共に成長しています。
イノベーションは、誤った翻訳から技術革新と訳されてきました。
しかし、イノベーションとは新し価値を創造するための変革です。
一方、ソリューションとは、課題や問題を解決するためにあります。
「新しい価値」とは、最新技術などの進化だけでなく、思考や価値の大きな変化で生まれるものも多くあります。
古くから存在する一見変化のなさどうなものであっても、価値が再定義されれば、イノベーションが起こせるのです。
石油を掘っていたことも原子力発電もイノベーションでしたが、エコにシフトしたのもイノベーションです。
ひとりひとりの思考や意識が大きく変わることによって、経済も地球も未来も大きく動かしています。
私はこのような、生き方や意識の改革(ライフスタイルイノベーション)こそが、様々なイノベーションの原点だじではないかと思うのです。
だから、いま盛んに言われているあらゆるイノベーションは、全て人の想像力や意識にかかっています。
そして、すべての人がイノベーティブな生き方をすることこそが、未来を創造するのだと思います。
なぜなら現代も、そのようなイノベーションによってなり立ってきたわけです。
古くから注目されてきたAIなどの技術が開花しようとしていますが、社会は私たち人間の想像力の中にあります。
もっと柔軟に、想像力を豊かにし、勘付けるセンサーを鍛えるなど、感覚を研ぎ澄ますことが大切です。
そのためには、技術革新などはもちろんですが、もっと自分や地球と向き合い、いま必要な革新とは何か?ということに意識を向けることなのだと思います。
イノベーションの原点は、感覚であり感情。
特別な人の特別な能力ではありません。
どんな未来をも描けるようになった現代だからこそ、想像力を豊かにして、全ての人がイノベーターとなり、選択するチカラを身につける事が大切なのだと思います。
あなたは、どんな未来を想像をしますか?
そこに向けて日常をイノベーションしていきましょう。