イノベーション発想に不可欠な、概念構築スキル ~新しい視点(定義)が生まれる考え方の段取り

私の仕事のメインは、事業開発。

 

すでに事業を行っている会社では、新しい事業を作ったり今の事業を発展させたりすることのお手伝いです。

これから事業をする場合には、起業や創業といったことも伴ってきます。

 

私自身は、何か特別な技術や資産を持っているわけでもないので、ほとんどの仕事は会話と思考で作り上げられてゆきます。

 

その中で生まれるコト、そしてプロセスは様々ですが、結果的にアウトプットされることの一つに、概念があります。

 

 

イノベーション発想に不可欠な、概念構築スキル

 

誰もがわかる形で、その思考の結果を伝えるためには、何か伝えるための言葉などの手段が必要です。

 

ですが、すべての事柄が表せれば簡単なのですが、情報量が膨大すぎて整理するには時間がかかりすぎるのです。

 

そこで登場するのが、概念という言葉で、私はこんなイメージを持っています。

 

概念 = 意識できる共通項の象徴

 

 

どんどん出てくるコトに共通するキーワードを拾い集めていくと、何かのまとまりができます。

 

そのまとまりが、概念です。

 

簡単にいえば、連想ゲームのようなものです。(ネタが古くてすみません)

 

いろいろな種類の犬を見ても、だいたい犬だとわかりますよね。

 

4本で歩き、ひげがあって、ワンと吠えれば・・・犬ですよね。

 

構成する要素がどんな共通項なのかを連想するのです。

 

つまり、この事業は、何なのか。

私たちの会社は、何をしていると呼べるのか。

この事業が解決する問題は、どんなことなのか。

 

要素が多岐に渡り、過去から未来までの時間軸もある中で、当を得たキーワードに落とし込むことが必要です。

 

それがキャッチコピーやスローガンのようなものになることもあれば、テーマやコンセプトとして落とし込まれることもあります。

 

何の事業をするにも、どんな会社をつくるにも、何か言い表すことが必要です。

 

とても時間がかかり、頭をフル回転させつづける仕事ですが、私はこの概念構築こそが私の特異性ではないかと思っています。

 

新しい物事を繋げてイノベーションを起こす時に最も必要なスキルの1つに、

 

どのようにその要素を見つけ出し

どのように繋げ

どのように定義するのか

 

ということがあります。

 

要素を見つけ出すには多視点が必要です。

繋げるためには何か理由が必要です。

繋げた時に新しい定義(概念)が生まれます。

 

新しい視点(定義)が生まれる考え方の段取りです。

 

概念という言葉は、英訳ではコンセプト。

でも和製英語でみんながイメージするコンセプトとはテーマのようなものの印象が強いので、それとは少し異なる感じを持っています。

私には、もう少し条件の選択というより、日本語の概と念に込められた、情緒のような揺らぎのイメージがあります。

概という文字には、おもむき、風格といった意味があります。

念という文字には、思いや気持ち、心配りや望みという意味が含まれます。

私にとって概念とは、命が吹き込まれる感じです。

 

概念構築とは、命を生み出すものだと思います。

事業だけでなく、私たちの人生にも大切なスキルじゃないかと思うので、うまく伝えてゆきたいと思っています。

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