あなたは靴を買うとき、値段をどのように考えますか?
私は、ある白い靴を10年近く履いていました。
10年で3回買い換えて、同じものを履いていました。
時々靴底を直して履き、側面に穴が空いたら終わりというくらい。
どこに行くときも、ほとんどその靴です。
その靴は、1足3万円。
ちょっと高い靴のように感じますね。
でも、3万円が高いか安いかは、計算してみないとわからないのです。
買ったけど履いてない靴
買ったけど、ほとんど履いてない靴というものがあります。
足に合わなくチョイスされない靴ということもあれば、
パーティーの時だけに履くとっておきの靴ということもあります
たとえばこの靴が1万円だったとします。
5日程度しか履いていないとしたならば、1日2000円になります。
1日の時間であれば10時間くらい外に出ていたとしたら、1時間あたり200円。
あるいは、片道10分くらいの駅との往復でパーティーに出席をしたとすると5000歩くらいでしょうか。
それであれば、1歩あたり0.4円になります。
とっておきの靴であれば、1日2000円も高くないかもしれません。
私もトータルで数日しか履いていない靴があります。
チョイスされずに履いていないだけ靴だと、ちょっともったいないですよね。
買って、たくさん履いている靴
私が履いていた靴は、ほぼ毎日履いていました。
3年間のち、たとえば少なく見積もって2/3の期間、1年で200日履いていたとしても600日です。
3万円の靴が600日履かれると、1日50円です。
1日に5000歩ほど歩いたとしたら、一歩あたり0.01円です。
5000円の靴でも、履かなければ1日2000円
3万円の靴でも、履けば1日50円
3万円の靴でも、分解すると、結構安い気がしますよね。
これは、靴でも服でも、はたまたカバンでも携帯でも、何でも同じです。
買う時の絶対金額というのは、財布と相談する時には大切です。
でも、実際に1日いくらになるのか1回いくらになるのかという分解をして、はじめて「高い/安い」がわかるのです。
私は、どんなものを買う場合でも、細分化して考えます。
あまり厳密にエクセルや電卓を使わなくとも、ざっくりで良いのです。
1年あたり、いくらか
1日あたり、いくらか
1時間あたり、いくらか
1回あたり、いくらか、
モノを買うための段取りは、こうした細分化がとても大切です。
安物買いの銭失い
こんな言葉があるように、安いものを買い換え続けたほうが結果的に高くなることもあるのです。
お金の使い方は大切です。
見た目の大きさではなく、いつまで使えるのか、1回あたりその金額を投じて良いのか?ということを考えた結果、高い/安いが出てくるのです。