東京脱出／移住の段取り

あの日、僕らは東京を脱出した。

2016年3月のこと。

自分が生まれた名古屋に戻った。

遡れば、かれこれ1〜2年の間、どこに住もうかと言うことを夫婦で考えながら、定住の地を探していた。

暖かいところが好きな私たちは、湘南や静岡、宮崎から沖縄、そしてハワイまで、いろいろな可能性を探していた。

当時の私は、会社をいくつか経営し、年収もそこそこ、閑静な住宅街にマンションを買って住んでいた。
一見よくある郊外に住む家族の姿だ。

しかし子供の成長をイメージするにつれて、そして私たちの生活の中で何を大切にしていくかを考える中で、東京を脱出するという結論に達した。

何でも揃ってしまうこの都会では、いくらあってもお金は消えてゆき、何をするにもサービスが代わりをし、どこに行くにも人が多い。

私たちは、この便利さの中で過ごしていく不自由さにどこか違和感を感じていたのだと思う。

あれから4年が経ち、多くの友人や仲間が、東京を脱出した。

活動をいろいろしていたメンバーの8割くらいは、もう都内には居ない。

そして今、

このコロナ禍でさらに多くの友人や傾斜の仲間が、東京脱出を目論んでいる。

もう東京に住んでる意味、ないんじゃないのか・・・？

そんなことに気づいてしまった今、どうやって脱出するかの段取りを始めている。

いち早く脱出した私にも、相談がたくさんくる。

家族のこと
仕事のこと
学校のこと
子育てや介護のこと
お金のこと

そんな脱出願望を持つ人たちにとって、僕の体験が何か考える1つのきっかけになるといいなと、少し綴っていこうと思う。

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