サプライズさせちゃおう!
結婚式や誕生日、お祝いなどでサプライズを考えること、ありますよね。
サプライズの意味は、
驚かす、びっくりさせる、不意打ちする
ですから、まさに、相手に不意打ちで喜ばせるようなイメージですね。
では、なぜ、サプライズをしようと思うのでしょうか?
だって、普通以上に喜んでもらいたいから!
普通でもきっと喜ぶのでしょうが、ビックリさせたいのですよね。
ビックリとは想定外。つまり、期待とのギャップです。
期待値が大きいと、よっぽどのことをしないと「大したことない」と思われてしまいます。
ですから、できるだけ期待値を低めに設定しておいて、大きな驚きを得てもらいたいと思うのです。
こっそり準備をして、ビックリさせるのは、このギャップを大きくしたいからですね。
このサプライズ作戦で、もっとも頭を悩ませるのが、演出です。
どんな演出をしたら喜ぶのか
どんなストーリーで、どんなシーンで、どんなタイミングで・・・
場面をみんなで想像し、ギャップを最大に高めるための演出を考えるわけです。
その演出は、まさに舞台やドラマそのもの。
脚本を書いてシーンをつくりあげます。
つまりこのサプライズ、まさに段取りですよね。
(段取りは、シナリオ(脚本、台本)作り ~場面やシーン、配役や台詞で場面をつくる)
目的は、ビックリするような喜びですから、そこに向けて段取りをしていくわけです。
この段取り、とてもワクワクしますよね。
サプライズの段取り
様々な情報収集をして (現状把握の段取り)
ギャップを感じるのはどの点かをさぐり (仮説の段取り)
シナリオと演出を考え (脚本、ストーリー(筋道)の段取り)
人員・スケジュールと場所を確保し (リソース決定の段取り)
準備し、実施する (実行の段取り)
サプライズの段取りをこうして見てみると、何か感じませんか?
そう、これは
サプライズに限らず、あらゆる段取りと何ら変わりがない
のです。
では、なぜ、恋人の誕生日のサプライズは段取りできて、仕事のプロジェクトはうまく段取りできないのでしょうか。
それは、目的がしっかりしていることに他なりません。
相手をビックリするほど喜ばせたい!
この目的がブレることはありません。
ですから、この目的を達成するためにどうやって取り組むかを考えるわけです。
目的を達成するために手段を考える
私たちは、手段ありきで目的を達成しようと考えてしまうことがよくあります。
最終目的を明確に持ってブレることがなければ、手段や手法といったものに縛られることはないはずです。
常に目的達成にこだわり続ければ、段取りは自然にできるのです。
みなさんにとって、仕事をサプライズにできますか?
もし、
平凡な毎日
変わり映えのない仕事
繰り返しの日々
停滞している
こんな日々であっても、それはチャンスです。
なぜなら、サプライズは、ギャップが大きいほど、サプライズになるのですから。
新しく起こした行動は、そのすべてがサプライズに繋がるはずです。
私にとっては、すべての仕事がサプライズです。
いつも想定外の驚きを期待しながら、仕事をしています。
そして、関わるすべての人に、想定外の驚きと喜びを生み出せたらいいなと思っています。
目の前のことがサプライズと思えないことも、いつかサプライズになるかもしれません。
未来のサプライズに向けて、目の前の1つ1つの段取りをしていくことが、私の仕事の喜びです。