トラブルも成功も、自分が引き寄せている

段取りの技術

トラブル

失敗しないように・・・
トラブルが起きないように・・・

段取りをしている人の中に、こんな祈りをしている人はいませんか?
仕事でも生活でも人生でも、
何事も起こらないで無事に済む
ということはほとんどありえません。
少なからず、自分が想定しえないことが段取り中には起こります。
来て欲しい想定外も、来て欲しくない想定外もあるでしょう。

でも、その想定外は単なる事実で、それを想定外と呼ぶのは受け取る側の姿勢です。
何か起こると思っていれば、すでに想定内。

あんなことが起こりそうだな、こんなことが起こりそうだな、、、

そう思って少し違ったことが起こっても、
想定とはど真ん中じゃないけれど、まあ、こういうことも起こるだろうな
という受け止め方ができます。

想定内という言葉が一時期流行りましたが、ある程度の想像ができれば、本当に想定外というのはほとんど起こりません。
でも、その想像を狭めてしまうと、やはり想定外のことが起こります。

本当の想定外が起こると厄介です。
想定していない、つまり心の準備ができていないのですから、対応のしようがありません。
コトが起こってから準備を始めるので、やはり初動が遅れます。
ですから、「何でも起こりえる」と思えば、すべてが想定内ですから、「やっぱり起こった」と思えます。
全ての想定を完璧に羅列することは不可能ですから、
こんなことが起きるかもね(まあ起きないだろうけど、念のため)
くらいゆるく考えるのがいいのでしょう。

逆に、
何も起こらないように・・・失敗しないようにと思うと、失敗を引き寄せます。
人は意識をすると、意識に吸い寄せられるように、現実になっていきます。

スキーの滑降で止まらなくなったときに、絶対行っては行けないほうに行ってしまいます。
見てはいけないと、思えば思うほど、気になって見てしまいます。
忘れようと思えば思うほど、思い出して記憶から消せません。

人は、意識すれば意識しただけ、何度もそのことを頭に繰り返し登場させて、記憶に変えていきます。
ですから、
失敗しないように、
トラブルが起きないように、

と祈るほど、失敗やトラブルに吸い寄せられるのです。
むしろ、良いイメージができれば、その意識にも吸い寄せられます。
いつも楽しいことがない、つまらないと言っていると、やっぱりつまらないことを引き寄せます。
ただの出来事が、全て都合の悪いものとして解釈してしまうのです。

私は、意識的に
何か起こらないかなぁ~♪
と、なにかを期待するかのように、出来事を待ってます。
よっしゃ、来た!
まるでゲームで、戦いのキャラクターが出てきた時のようです。
心の準備をしていると、とてもとても不謹慎で申し訳ないですが、出てきた時にちょっとだけワクワクします。
また来たか~!懲りないなぁ~!
そんな風に、思っていると愛着さえ感じます。
こんな風に待っていると、その出来事が都合悪いことでも、ハプニングと受け止めにくくなります。
出来事をどう受け止めるのかは自分です。
トラブルなのか、警告なのか、チャンスなのか。。。自分で受け止め方を変えることができるでしょう。

祈れば、回避されます・・・終末論はそんな風に正当化されます。
回避されれば、祈ったから回避されなければ、祈りが足りなかったから
何をしても祈りが必要になります。

祈っても、どうせ何かは起きる
どうせなら、
ようこそ!
と向かい入れるくらいの気概で、いろいろな出来事を受け止めて、都合よく解釈していきましょう。