段取りという言葉の語源って知ってますか?
一体、どこで生まれた言葉なのでしょうか。。。
実は、、、
歌 舞 伎
で使われていた言葉だそうです。
歌舞伎って、あの、日本の伝統芸能の1つの、あの歌舞伎です。
段取りという言葉は、物語の進みのことで、
段 は、話の一区切りを表します。
つまり、~話、~章、~幕といった、1つの物語の区切りのことです。
その区切りを1つ1つ進めていくということで、段を取る、つまり段取りになったそうです。
これは歌舞伎に限らず、お芝居などではとても重要なことですね。
1つ1つのシーンや物語がスムーズに進んでいかなくてはなりません。
特に、リアルタイムで演じられる歌舞伎や演劇、ミュージカルといった舞台では、次のシーンの準備、そして現在のシーンの後片付けが裏側で逐一行われています。
表舞台で演技をしている役者の方ももちろん重要ですが、こうした裏方の人がステージを滞りなく進めていくからこそ、役者も舞台で輝けるのです。
舞台のゴールは、お客さんが感動すること。
そのゴールに向かって、1つ1つが段取りよく進めることがあってこそ成せることです。
段取りが悪い芝居なんて、、、、みたくありませんよね。
金返せ!なんてことになりかねません。
私もミュージカルの公演活動を行ってきましたが、仲間がそれぞれにプライドをもって段取りをしてきたからこそ、大きな事故も起きていないのでしょう。
段取りというのは、何か派手なものでも、誰かから賞賛を得るものではないかもしれません。
でも、何もハプニングが起こらず、期待通りのゴールに達することが大切です。
あまり目立ちはしませんが、段取りはとても重要な役割を担っているのです。