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起業家支援という社会貢献が、いまの日本にとって最大の社会課題解決

メッセージ
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起業家は、デリケートな生き物

 

私も起業家でなんですが、起業家は騙されやすい生き物だと思う。

特に「大義や志のある起業家」は、ピュアな人が多い。

 

人の言うことを鵜呑みにし、
良さそうなことに手をつけ、
頼まれたら引き受け、
手伝ってくれる人に恩を感じ、
自分のことをかえりみず、
時間と精神を事業に注いでいく。

私があくどい占い師なら、起業家を煽って稼いでいけるかもしれない。

頼りにさせるような「仕組み」を悪用すれば…

 

そう、起業家や経営者は「孤独」。

 

誰にも相談できないことが多すぎて、
悩み過ぎてアウトプットすれば唐突だと言われ、
大きな仕事を取ってくると迷惑がられ、
給料が安いと言われるが自分にはロクに払われもせず、
お金と人のことで眠れず、
でも、虚勢を張るしかない。

 

こんなこと、誰かに相談するのも、怖い。

 

しかし、ちょっと事業が目立つと、メディアにカンタンに持ち上げられる。

誰も相手しなかったのに、いきなり人気者のように。

しかし、メディアも都合良く取り上げて、起業家の想いとは異なる方向に演出されていっても、黙認するしかない。

そして、調子に乗ったりしてしまい、実態と合わないほどの虚像が生まれ、自分との間で、落ち込む。

 

そう、私もそうだった。

だからもう、目立ちたいとか、メディアに出たいとは、微塵も思わない。

 

もちろん、「経営なんて楽勝」なんていう人もいる。

でも「経営」をしているんだろうか。

苦労しないように事業を制限していれば、大変な思いにも出会わないだろう。

 

小手先でお金儲けをする一発ビジネスや、
「騙された方が悪い」的なビジネスや、
申込みやランディングページが異常に長い「囲い込みや煽りで刈り取っていく」ビジネスとか…

そういうビジネスを選択することもできるだろうが、自分の感性は、残念ながら選ばない。

見ているだけでも、嫌だ。

 

社会や人の課題を解決して、より良い社会をつくりたい。

 

「大義や志のある起業家」は、外から見ているよりも、ずっと繊細でデリケートだ。

感性で生きている起業家だから。

そしてちょっと、いや、かなり不器用だ。

 

支援にならない、支援者たち

 

そんな起業家たちを見ていて不安になることがある。

起業家が、実際に相談している相手は、誰なのだろうか?

 

私の中でとても大きな疑問や不安が湧いていた。

最近も、かなり多くの起業家と出会ったが、思いだけのものか、机上の戦略だけのものがほとんどだ。

「起業家支援者だ」と、得意げに語る人とも、多く出会った。

しかし、その自称支援者のほとんどは、起業家ではない。
肩書きが起業家風な人もいるが、肩書きや形だけ。

何か決まった悩みに答える専門家は、無数に存在する。もちろん具体的なソリューションを求めている場合で、商品を売るだけならいいだろう。
でもそれは本当の意味で、起業家支援/起業家の相談になっているのだろうか。

 

起業家は、誰に何を相談したいのか?

 

相談したい悩みがわかっていたら、そんな苦労はしない。

士業や専門家は起業家にとって不可欠だが、そのソリューションが最適とは限らない。

起業家が「自分なりに考えた悩みの答え」は、本当に解決するだろうか。苦労して出した答えではあるが…。

ほとんどの場合、ある原因の一部が目に見える形で出ただけのこと。ほとんどの場合、因果関係は1:1ではない。

たとえば、資金繰りの問題が出たとしても、人の問題や事業そのものの問題かもしれない。

複雑すぎて、法則や事例がそのまま通用することも、少ない。

 

起業家の悩みが、本当にわかる人は?

それを解決できる人は?

 

それが理解できるのは、経験豊富な起業家だ。
あるいは、相当数の起業家の支援をして、誰からも信頼されてるようなメンター

起業家でも自分独自のやり方で一発当たった人は、ある一部分しか知らない。それは仕方がない。

また、個人事業の延長や、助成金をネタに仕事を増やしている人、支援を仕事にしている人ではなく、ちゃんと「自主事業」をしてきた経営者は、その状況を共有できる。

 

聞いた話をいかにも知っているように言われても、実感は湧かない。

そう、男性が、妊娠・出産の大変さについて偉そうに語るようなものだ。

 

しかも、

起業家の支援でお金をもらわなくても支援のできる起業家こそが、

起業家にとって必要な支援者であるべきだ。

 

起業家からお金を巻き上げたり、委託事業や補助金事業をビジネスだと勘違いしている人ではない。

だいたいそういう人は、「自分が育てた」という実績を作りたがる。

手柄を取られたくないから、囲い込んで、従順にしていく。

どんな世界でもよくある話ではあるが、長くは続かない。

 

そうした、

支援にならない支援者たちが、起業家を殺していく。

 

起業家は、何も知らずに死んでいく。

 

起業家のメンターサポートは、社会貢献

 

「大義や志のある起業家」は、傷つきやすい。

だから、臆病になりすぎて、事業が全然成長しない人も多い。

誰も信じられず、ワンオペで、限界まで走っている。

 

もちろん、その状態も、痛いほど、わかる。

…が、そこで破綻した時の方が、自身にも周囲にも、影響が大きい。

 

私は、ソーシャルのしかも福祉などの分野などで一緒に創業をし理事をしている団体もある。

支援する多くの起業家の最初は、ほとんど無償で経営支援をし続けていることが多い。

理事や取締役にもなり、連帯保証を引き受けることもある。

一緒に行政許可申請を出す資料を作ったり、銀行に同行することもある。

株式を引き受けることもあれば、無担保で融資をすることもある。

だが、スタートアップの段階で、報酬ありきということはほとんどない。

 

でもこれを、「やってあげている」とような、恩を売っているつもりもない。

僕にとっては、これまで25年で20社以上の経営や創業をしてこれたことに対する、社会への恩返しでもある。

言って見れば、社会貢献。流行りの言葉では、プロボノというのかもしれない。

ただ、誰にもではないし、ボランティアでもない。

ビジョンが一致する起業家や事業を応援したいし、そうした世界にチャレンジする学生ベンチャー企業家などにも、知っておいて欲しいことがたくさんある。

もちろん、聞いてどう判断するかは強要しない。自分で判断すべきだ。

ただ、世の中には、相当悪い人が思う以上にたくさんいるし、知らないだけで資本のルールに飲み込まれてしまうこともあるから。

私自身がそうした「無知」で「相談相手が居なかった」という当事者でもあったので、苦しかった時期も長い。

東京のど真ん中でも、10年前まではなかなかメンターに出会えないことが多かった。

零細スタートアップの状態に、金ありきで高額有償を請求するコンサルがたくさんいるが、そんなのは、「怪しいコンサル」でしかない。

私は「経営コンサルタントですか?」と言われるが、「パートナー」と答える。いつもジブンゴトだから。コンサルタントのように、他人事にはなれない。

 

実際、そうした高額コンサルを受けたり、助成金と合わせて高額サービスを買わされている起業家が何人もいる。

聞いているだけで、心が痛い・・・・息苦しくなる。。。

「いい経験だった」と美談で終われない。もっとするべき経験は他にある。

もちろん騙される方が悪いと言われればそれまでなのだが、それが資金的にもメンタル的にも足かせになってしまっているのは、社会損失である。

 

ある意味、起業家が育ちにくいという日本の社会課題の一つじゃないかとさえ、思う。

 

私自身も、いろいろな荒波に何度も飲まれた。

成功の数以上に、失敗も多い。

サービスイン当日に、外注したシステムが全く出来ていなかった

なんてこともあった。

もちろん僕が悪い。でも、社長はそれだけで片付くものでもない。

他にも事業でいろいろな人に迷惑をかけてしまったこともある。

数え切れない。

 

でも、多くの人たちに支えられ、想いもよらない大きな活動や事業に育ったものもたくさんある。

私はあまり、誰かを支援したとか、育ててやったとか、実績や手柄を羅列するようなことはしない。

あくまでも、起業家やその会社が主人公なのだから。

 

自分自身が起業家であるからこそ、されて欲しくないことは、しない。

もちろん、自分自身でいろいろなことをやりきった感があるからなのかもしれない。

だからこそ、これから起業し成長していく人たちを応援したいと、心から思う。

 

イノベーション・ファクトリー

 

ただ私だけでは、起業家メンターをするにも、時間の限界がある。

それに、起業家には相性もあれば、フェーズや課題によって合う合わないもある。

出会いとフィット感はとても大切だし、複数の人がそれぞれに愛情を持って接することが大切なのだと思う。

だから、起業支援をする中で、起業家のメンターチームを作ろうと思う。

いま、志のある方で実際に支援ができる方に、お声がけさせていただいてる。

 

私だけでは限界のあることも、チームならできる。

そして継続的に、エコシステムが形成されていくことで、起業家が起業家を支援していく仕組みができるのではないかと思う。

 

起業家の育成、志を社会に活かせる事業こそが、より良い未来をつくる最も大切なことだと思う。

私は社会起業家との出会いの数だけ、視座が上がっていくことを日々実感する。

「なんて自分はちっちゃかったんだろう」と、毎日のように感じる。

自分はなんて幸せなんだろうと感じ、謙虚になれる。

 

しかし、私がしたいことはビジネスを通じた社会価値創造

産業創出であり、地域創生であり、世界に向けて、いい社会にして未来に繋げていけることだ。

 

社会意識をもちながら、もちろんビジネスの世界として、どこまでこれまでの社会意識の欠けるビジネスを転換できるか。

 

私にとってそれが、社会と未来へのイノベーションだ。

そのイノベーションが生まれる仕組み(ファクトリー)を、全世界につくっていきたい。

ここ名古屋・愛知・東海・日本から広げていくために、イノベーションファクトリーという名前に、会社名を変えた。

 

いまの日本にとって最大の社会課題解決。

それは、起業家支援。

社会起業家の事業化支援と、既存事業の社会性両立化支援

誰も取り残されない社会に向けて、意識をもっと広げていく。

あらゆる課題を、それぞれの感性で捉えて、どうやって解決しながら事業化するか。

そして、感性が育まれる社会を作りたい。

 

これは、壮大な実験なのかもしれない。

 

でも大丈夫。

ひとりじゃない。

 

みんなでつくっていけるものだから。