中島さんのような連続起業家の子どもって、もちろん起業ですよね?どんなことを教えてるんですか?
就職しないとすると、どんな進路やキャリアを考えているんですか?
こんなことをすよく聞かれるので、少しずつ子育て記録も兼ねてメモしていきたいと思います。
起業家の子供に就職という選択肢があるのか?
起業家といってもひとくくりにできないので、いろいろな考えの人がいると思いますが、僕の場合どっちでもいいと思っています。
子供が何をやりたいかによって、就職という方法がスケールの大きいことができるかもしれないし、自分のコダワリで起業するかもしれません。
何よりも、
自分が何をしたいかということが見つけられるようにと、いつもそんな環境を作っています。
特に、
仕事とは何か、
どんなバリエーションがあるのか、
業種と職種は何が違うのか
など、
世の中にはありとあらゆる仕事があるということは、選択の可能性を広げると思うので、知っておくのはいいんじゃないかと思います。
親の仕事を見て得られるものは小さすぎるわりに、親は親の知っている範囲でしか教えられないというのは問題です。
1つの会社に入って、同じ業界で、同じ職種で生涯を終えるということは、1つの選択肢です。
でもこれからの時代は、
1人がいくつもの顔を持って、
いくつもの業界とコラボレーションして、
どんどん役割が変わっていく時代です。
だからどんな仕事やどんな可能性があるかという事は知っておくことは、選択が広がるという意味で必要です。
知らないと選べないし、知らないうちに苦労する職種や業界にいた、なんてのも残念です。
僕が実践しているのは、子どものいる前で、誰とでも仕事の話をすること。聞いてないようで聞いてますから。
特に、友人が起業しているお店や会社に連れてって、その会社は様子を見たりしながら話をすると、子どもは勝手に疑問や興味がわいてきますからね。
いわば、幼少期からインターンをしてるようなものです。
自分の子供には、起業をさせたい?
そうですね、起業できる選択肢を持てることが大切だと思います。起業はタイミングが大切なので、いざという時にできればいいと思います。
就職しかできないよりも、起業できる選択肢を持ちながら、就職という選択をするとことも必要です。
組織とか職種とか、サプライチェーンのことも、体感できたりしますしね。
私も18歳から起業して何社も経営をして、そして企業を売却しに行った先で、40歳になって初めて正社員という契約を結んだことがあります。
もちろん、いろいろな会社を経営しながら、一方で社員という契約を結んでいるので、当時はその扱いに会社も戸惑っていましたが。
つまり、どれか1つを選ばなければならないというのは思い込みで、どれだけ掛け持ちしてもいいのです。
全ての根底に必要なのは、起業できるようなスキルやマインドを持っていること。
自分が何をしたいか
何をしていると楽しいのか
何を成し遂げたいのか
ということ、つまり
人生のミッションを見つけつづけられることが最も大切だと思います。
(見つけることではなく、見つけ続けられること)
もうこれからの時代は、就職とか企業とか、そういった形式は全く意味を持ちません。
だからこそ、起業だけにこだわるということでもなく、就職しかできないという状況でもない、いわば、自分を自在に変化して、契約という形態をその時の状況によって選べるようにしていくことが、最も大切じゃないかと思うのです。
それは子供じゃなくて、親も一緒なので、こういう機会に親も自分自身の生き方を選択できるようになっておく必要があるのではないかと思います。
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