人生でやり残したことを、感情の記録から整理する

アントレプレナーシップ

あれをやっておけばよかった
もう歳だから、遅いかなぁ
いまさらアレコレは、めんどくさいなぁ

そんな風に思うことってありますよね。

私も、よくそう感じます。
でも、そう感じた次の瞬間に、

それでいいのか?
後悔しないのか?

という問いが湧きます。
でも、それにも負ける時は、負けてしまいます😅

7月から、人生の棚卸しをしています。

感情の記憶は、人生の記録

棚卸しで一番大切なのは時系列と関係性整えること。

思っているよりも時間のスピードは早かったりゆっくりだったり、その時々で体感が違うので、ちゃんと年とか月とか季節くらいの四半期でいいので、埋めていくことが大切です。

そしてその時に誰と会ったのかという繋がりも、思い出す材料や再びつながる未来のきっかけになります。

そして、未来からいまを振り返る時もあるので、できるだけ写真に残しておくことも大切です。

思い出すきっかけがないともったいないし、そのプロセスがあとで資産に変わることがたくさんあるので、記録は不可欠です。

昨日、子供の小さい頃の動画を家族で見ていて大爆笑していました。
やっぱり記録ってその時にはめんどくさくて忘れるけど、あとから財産になります。

そんな振り返りの中で、未来を作るために必要なポイントは、感情。

振り返りを、思い出で終わってはいけません。

当時の心境をリアルに思い出して、とことん観察しましょう。

当時は必死すぎたり、感傷的で向かい合うことができないこともあります。
でも時間が立てば、客観的になれます。

自分の人生を感情の記録として振り返り直します。

家族構成、育てられ方、学校での生活…

僕は、あまり友だちが少なくていつも兄弟で遊んでいました。
中学校ではいじめられたのですが親には言えず、いま思えば忘れ物をすると角材でケツバットされたのは体罰だったんだなぁと冷静に振り返ることができます。
家の鍵が無くて家に入れず雨宿りしていた時に、スズメにイタズラをして死なせてしまったことも、ずっと心のどこかに残っています。

みなさんも、どうでしょうか。

兄弟や親との関係、失敗した悔しいこと、怪我や事故、ちょっとした罪悪感など、色々な感情があるはずです。

色々と思い出してみましょう。

なかなか浮かばない時には、プルチックの感情の輪が参考になります。

https://www.pinterest.jp/pin/797840890210178273/
より引用

これの一つ一つが問いだと思って答えて見てください。

私は、経営者として色々悩んだ時に心理学を知りました。
そして心の仕事に携わるようになり、EQの事業で感情についてたくさんのことを学びました。

感情は、大切な記憶であり人生の記録です。

人生のやり残しに、向きあう

感情の棚卸しをすると、必ずと言っていいほど、人生のやり残しを見つけます。

すべての人が、すべての人生を、全て叶えているわけではありません。

ですから、叶えられなかった事が、感情という記録として残っているわけです。

いろいろな大切なことを忘れるのに、私たちは感情の記録は、なかなか忘れることができません。

それは、何度も繰り返し思い出すことによって、記憶として定着していくからでもあります。
何かのきっかけで思い出したときに、その感情が別のもので解消されれば、それは記憶から消されていくことが多くあります。
しかし、その感情が解消されないときには、いつまでも解消されない未完了のタスクとして残っていくのです。

それを私たちは、「やり残したこと」として思い出すわけです。

やり残したことリストを、作りましょう。

そして、そのやり残しが、人生を終えたときに、

残っていて良いものなのか
解消されるものなのか
残って後悔しそうなのか

それを見極めて、取り掛かるかどうかを判断していく必要があります。

ちゃんと昇華して解消しておかないと、また必ず未来に判断をしなきゃいけない時がやってきます。

まだ判断は未来で良いのか、もうそれには向き合いたくないのか。
楽しんでいられるなら良いですが、時間も限られることがあるので、判断をしなければなりませんね。

起業のタイミングも、仕事にするタイミングも、全て。

始めることには辞めることもセットです。

2023年、0歳児の自分に名前をつける

棚卸しから半年が経ち、2023年はどんなテーマでいこうかといろいろ考えていました。

一番最初に出たイメージが、reborn(生まれ変わる)

でもまだ変化の途中で、変わった実感がありません。

まだいろいろと自分の棚卸し作業を続けています。

僕にとってやり残したことのひとつは、ピアノを自由に弾けるようになること。

半年前くらいからやりはじめたものの、あまり自在とまではいきません。

でもこれは一生、問いとして残していきたいと思います。いつからでもチャレンジできるように。

あとスポーツの面で生涯できるスポーツということで、スケボーをはじめて、これは少しづつ上達している自分に嬉しさを感じています。

地球の一周は29歳の時に終わりました。

あとは海外での定住もしてみたいですし、やっぱり英語を自在に話せるようにはなりたいですね。

そんなことを思い出していたら、ひとつ大きなやり残しを思い出しました。

それは、改名です。

僕は、共感はされることはとっても嬉しいのですが、人前で目立ちたいとか、注目を浴びたいという欲求が皆無です。

でも起業家って矢面に立って、色々なことを浴び続けなければなりません。

これは正直、しんどいのです。
でも、宿命。
なんとかならないものかと考えたのが、活動ネームを変えることです。

小さなころから音楽をはじめアーティストのひとりとしてバンド名をつけたり名前をつけたりしていました。
でも、ビジネスの世界へは、突然起こることが多く、考えるきっかけやタイミングを失ってきました。

僕の中では、「起業家とはアーティスト」という定義をしています。
だから名前つけたって良いじゃないか!と。

自分の個人と、アーティストであり表現者の自分との間で、色々と葛藤もあるので、自分の中での人格を分けたいというのが大きな理由です。

これまでの3回のリセット機会のうち、30歳前後の地球一周の時は忘れてて、40歳付近の移住のタイミングがちょうどいいと思っていたのですが、どうにも良い名前が浮かばず断念。

そしてこの正月に、自身の棚卸しをして半年が経った中で浮かんだ名前がしっくりきたので、本日、お日柄も良さそうなので、名前を変えることにしました。

中島 幸志(なかしま こうじ)

読み方は同じです。

幸せと志。

肩書きのウェルビーイング起業を体現する、ピッタリな名前じゃないですか!?

でも、色々考えるとめんどくさいです。
色々迷惑もかかるし。
経営パートナーや起業家支援の大半が女性起業家ということもあり、旧姓など名前が違う煩わしさは色々と見て感じています。

でもそんな煩わしさもまた、当事者の一端を感じられる良い機会じゃないかと思います。

これでようやく、rebornできそうです。ずっと引っかかっていたものが解消されました。

自分で自分を0歳に生まれ変わらせて、名付け親になることって、できるんですね😁

そんなわけで、子どもの名付けの次は自分だったという笑い話ですが、2023年の0歳児をどうぞよろしくお願い致します。