見ようとしないと、見えないもの。
見たくなくとも、見えるもの。
こういうものってありますよね。
気にしたくないのに、気になること。
気にしておかなくてはならないのに、気にならないこと。
・・・何かと、うまくいかないものです。
朝のテレビやラジオなどで、
「今日のラッキーカラーは赤」などと言われると、
車も、服も、電車も・・・・なんて世の中に赤が多いんだ(あるいは少ないんだ)
と、気になることがあります。
帽子が欲しいな~と思い始めると、
思ったより多くの人が帽子をかぶっている(かぶっていない)
ということに気づきます。
これは、カラーバス効果とも呼ばれる心理学用語の1つです。
意識をすると、情報が目に留まる
たった、それだけなのです。
世の中に赤いものが増えたわけでもなく、
帽子をかぶる人が急に減ったわけでもありません。
意識をしていなかっただけ
なのです。
意識をし始めると、急激に目に留まるわけです。
自分の乗っている車
自分の選んだ服
自分の好きなブランド
興味や関心など
自分の意識が向いているは、目に留まりやすくなるのです。
逆に、意識が向いていないものは、何も関心が沸かないのです。
たとえば、自分に子どもが居れば、子どもの成長や安全への関心が高くなります
生まれる前までは全く関心のなかった子育てや食のことも、当事者になると変わるのです。
一方で、当事者意識がなければ、関心も沸きません。
意識が芽生えなければ、環境が変わっても何も変わらないのです。
意識は、言動に変わります。
だから、意識が変わることが大切なのです。
見ようとしないと、見えないもの。
見たくなくとも、見えるもの。
それは、意識があるか/ないかの違いです。
意識すれば見えて、意識がないと見えないのです。
いや、自分は意識しているけど、見えない。
そう思うことがあるかもしれません。
でもそれは、
別のところに意識が向いている
意識を向ける場所が異なる
意識の向け方が弱い
のかもしれません。
目的に関心(意識)が沸けば、目的まで繋がる全てに意識を向けることができます。
ですから、分別せずすべてが意識の対象になりますから、目的は強い意識が集まります。
しかし、目の前のコトや方法/手法に関心が沸くものは、それより先に意識が向きません。
1つのコトが終われば意識することがなくなるので、終わると次にまた意識を向けて、又次に・・・と、意識し続けるという意識が必要になります。
これはなかなか難しいもので、意識は断片的に繰り返しすることは難しいのです。
また、意識の向け方が弱いときにも、行動を変えるところまでには至りません。
たとえば時間を守りたいのに守れない場合も、意識が遠のいているからです。
時間を守るというのは目先の意識なので、その先にある「守らなければどうなるのか」という目的に意識を向ければ、目先の行動はさほど大したことではありません。
意識していないのに、見てしまう
これもまた、意識をしているからなのです。
見ないでおこうとすることは、見ないでおきたい対象へ意識が集まっているからです。
ダメダメと思っていると、ダメなものに意識が集まるのです。
スキーで止まらない時、避けてくれた人の方向へ行ってしまうことがあります。
これは、そっちへ行ってはいけないという意識が、そっちに向いているので行ってしまうのです。
たとえば選挙でも、~がダメと言っていると、ダメなものへ関心が高まるのです。
ダイエットでも、食べないと思っていると、食べることに意識をしているので、食べてしまうのです。
すべては意識する方向で行動が集まるので、一番良い方法は、
意識しないこと
です。
無意識、無視して、記憶から消すこと
です。
少し考えても、すぐ消す
また考えても、すぐに消す
イライラしても、すぐに消す
こうして意識から消していけば、執着は薄れていきます。
仕事でも、嫌な人とも関わらざるをえません。
嫌だと思っていると、どんどん嫌になります。
ものすごく嫌だと思うと、仕事をするのが辛くなります。
ですから、嫌だと思った時に、嫌だという意識や感情を消すのです。
愛の反対は、無関心です。
意識を向けないことが、愛の反対だと思ってみましょう。
それであれば、究極の方法は、意識を向けないことです。
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意識をすると、何度も呼び起こされ、記憶から消せなくなっていきます。
でも、呼び起こされてもすぐに消せば、いつか思い出すこともなくなります。
すると、いつか、忘れることができます。
嫌いだという感情すらも消えて、関心すら沸かなくなるのです。
逆を返せれば、意識をしていることは、愛なのです。
そんな風に、思いたくないですよね・・・・笑
意識ひとつで、行動の全てが変わっていきます。
その意識は、自分でしか変えられないものです。
そしてその意識を変えるのは、この瞬間から可能なのです。
いつも、段取りを進める時には、意識と向き合っています。
ぜひ意識に着目してみましょう。