前向きにウソをつかず、相手が自ら諦める、お断りの段取り

段取りの技術

お断り

段取リズムで、断る段取りを考えてみましょう。

あなたが誰かにお願いして、断られた時のことを考えてみてください。

A. いや、もうひと押ししよう!

B. 仕方がない、諦めよう~

どちらのケースもあると思います。

Aの ひと押しする場合 とはどんな時ですか?

相手が受け入れてもいいかな?という気配がしますよね。

嫌と言っていないし、嫌といっても本心は違うんじゃないかとか・・・

たとえ断られたとしても、言っていることが伝わっていないんじゃないか都合の良い解釈で押し切ることもあります。

どちらにしても、曖昧な態度であれば、ひと押ししてみる気がしますよね。

では、Bの、諦める場合はどんな時ですか?

諦めるというのは、仕方がないと思うことです。

仕方がないというのは、

諦める側が自分で納得して自分で引き下がっている

のです。

つまり、

何か覆せない相手がそこに居た

ということです。

覆せない相手?

そうなんです。

覆せないような理由を用意すれば、相手は自分から諦めるのです。

これを応用すれば、結果的に断る(受け入れない)ことができるのです。

覆せない相手とは、

お願いをされた人の意志でどうすることもできない相手

のことです。

たとえば、このブログネタの「子どもを預かって欲しい」という場合、

うちの子が感染病にかかって、預かりたいんだけど迷惑がかかると思って~

と言われたら、預ける方がビビってしまいます。

あるいは、

ちょっと室内犬を預かることになってしまって、預かりたいんだけど迷惑がかかると思って~

などでもいいかもしれません。

つまり、

相手がお願いをするのにリスクを感じる

のであれば、それ以上は無理を言ってきません。

仕事の現場でもよくあります。

どうしても、受けたくない仕事というものがあります。

そんな場合には、

忙しくて、納期が通常の3倍かかります

とか、

取引先の都合で、今は値段が通常の3倍くらいかかってしまいます

などと言われれば、

やっぱりいいです

と諦めてくれるでしょう。

ウソをつくのが良いか?

という話になりますが、どうしても断りたい相手であれば、一波乱あるよりも証明のしようがない小ウソで穏便に引いていただいたほうが良いと思います。

これも防衛の一つだと思います。

もしウソがどうしても嫌!ということであれば、

1%のことを100倍くらいの可能性にして話す

という方法でどうでしょうか。

実際に子どもがちょっとでも咳をしていたら、

うちの子が咳をしていて、いま周りで感染病が流行っているので、万が一ということが考えられるので・・・

と、

可能性を100倍くらいにしてみても、ウソではありません。

本当にかかっているかもしれませんしね。。。。

断るというのは、

断った後で尾を引いてしまいそう

ということで断りづらくなってしまいます。

そんな時は、断る段取りを。

断る段取り

1.仕方がないと思えるようなネタを見つける

2.可能性や捉え方を100倍くらいにしてみて仕方ないと思えるか考える。

3.前向きな姿勢を見せつつ、ごめんなさいという姿勢を伝える。

こんな段取りで対応してみましょう。

戦わずに済ます方が、ストレスも抱えず、お互いハッピーなのですから。