子供でも伝わる言い方/教え方は、どんな時でも誰にでも通用するスキル

子供でも伝わる言い方/教え方は、どんな時でも誰にでも通用するスキル 子育て

【子育て】まるで辞書になった気分

 

「こんなことくらいわかってよ、なんでできないの?」

 

つい、子育て中に思ってしまったり、言ってしまうことがありますよね。

 

子どもの知識は、大人ほどなく、

子どもは、思考力もまだまだで、

知恵も、生きている年数がまだ短いのでさほどありません。

 

わかっているのですが・・・

 

でも無意識に、まるで大人と会話しているかのように話をしてしまいます。

うまくコミュニケーションができません。

 

難しい単語を並べてしまったり、理解できると思い込んだり・・・

 

子どもが少し会話ができるようになってくると、つい大人は勘違いしてしまいます。

 

子供でも伝わる言い方/教え方は、どんな時でも誰にでも通用するスキル

 

 

でもまだ、生まれてから数年間の命。

言葉が話せ理解し始めてからは、もっと短い時間です。

 

まだまだ知らない単語がたくさん。

ですから、わからなければすぐに「なぜなぜ攻撃」になります。

 

なぜりんごは赤いの?

なぜ果物は甘いの?

なぜ切って食べるの?

 

まるで、大人は辞書になった気分です。

 

大人が答えを放棄してしまわないよう、頑張って答えています。

 

わかりやすい言葉で伝えること、それはとても難しいですが、

こんな会話は大人になってからは起こりません。

 

いろいろなことを改めて考えさせられます。

 

【ビジネス】その言葉は伝わっているのか

 

「こんなことくらいわかってよ、なんでできないの?」

 

ビジネスでも、難しい単語を並べて、伝えた気になってしまうことがあります。

 

会話の目的は、その内容を理解してもらうこと。

 

なのに、理解より伝えることが目的になってしまっていることがあります。

コミュニケーションの問題は、こんなところから始まります。

 

私は伝えたから、理解するかどうかは、あなた次第。

 

会話がこんな伝達モードになっていることがあります。

理解してもらうことを委ねてしまうのです。

しかも、理解したかどうかを尋ねることさえ、怠ってしまいます。

 

ビジネスの会話では、その場で「なぜなぜ攻撃」は起こりません。

 

なぜなら、相手がそれを理解していなくとも、

 

自分が理解できないんだ

とりあえず流しておいて、あとで調べよう

よくわからないから、思考放棄しちゃえ

 

などと対応をしてしまうからです。

でもこれは、

 

自分のせいにしたり、

相手のことをその場で「とりあえず」立てておいたり、

あきらめたり

 

など、その場で解決しようという意識になっていないのです。

 

 

子どもとの会話で、気づくことが多くあります。

 

「難しいことを言って、伝えた気になっている」

 

大人はそれで満足してしまいます。

 

でも、伝えるより理解してもらうためにすべきこと、

それは、子どもと会話している時のように「辞書になったような気持ち」になることです。

 

伝える相手が、その単語を知っているかどうかを気にして、

わかりやすく、丁寧に、理解できるように・・・と。

 

 

そして、「わからなかったら聞く」ということも。

 

こどもの「なぜなぜ攻撃」は大変ですが、仕事では「わからないことは聞いてくれないと困る」と思うこともあります。

でもそれがないのは、聞ける雰囲気ではないのかもしれません。

 

子どもが親に「なぜなぜ攻撃」ができるのは、そこに聞ける安心感があるのです。

聞ける関係が作れていないことが、質問もできない原因なのかもしれません。

 

「ビジネスでも、相手が子どもかのように、自分が辞書になってみよう」

 

【人生】わたしは、あなたに、理解してほしい

 

「自分はこんな想いでいる、どう、伝わった?」

 

私たちの会話はいつも、自分の感情や想いを、理解して欲しいと願っています。

コミュニケーションというのは、お互いに伝わった/理解できた状態です。

 

でも、伝わる人と伝わらないひと、伝わる時とそうでないときがあります。

 

夫婦でも親友でも、伝わるはずの人でさえ、伝わらない時があります。

 

こんなとき、子どもと会話を思い出しています。

 

相手は、私の使っている単語を知らない

相手は、話の前提を知らない

相手は、私に質問できる状況や関係ではない

 

自分のことを理解してもらおうとするとき、相手にいろいろなことを求めすぎています。

 

でも子どもには通用しません。

自分が変わるしか方法がないのですから。

 

夫婦でも友達でもどんな人であっても、他人は自分ではない。

 

できるだけ理解してもらえるように、

わかりやすく、根気よく。

 

なぜなら、

 

「わたしは、あなたに、理解してほしい」

 

から。

 

 

今日も子どもたちの「なぜなぜ」が大人を成長させてくれています。

 

 

【今日の+D(段取リズムの思考・視点)】

 

伝える、より、理解

 

してもらおう。

 

そのためには、自分を変えること。

 

相手は、私の使っている単語を知
らない

相手は、話の前提を知らない

相手は、私に質問できる状況や関係ではない

 

相手が子どもであれば、ポジティブな諦めがあなたの会話をシンプルにしてくれる。

 

そのシンプルな思考で、

 

できるだけ理解してもらえるように、

わかりやすく、根気よく。

 

会話をしてみましょう。

 

きっと、いろいろな段取りがスムーズに進むはずです。