プランBが新しい可能性を広げるのであれば、それをチャンスとして活かしていきたい。
そのように考えていくためには、どのような段取りをすれば良いでしょうか。
プランBの捉え方を整理します。
理想は、選びたい候補を理想順に並べ、上から2番目のプランBが採用されたというイメージです。
プランA (ベスト)プランB ★採用プランCプランD
しかし多くの場合、消去法のイメージが強く、ベストが選ばれなかったという受け止め方になりがちです。
ベストプラン補欠プラン1補欠プラン2補欠プラン3
ベストプランとそれ以外、という捉え方です。
補欠、次点、保険、落選、万が一・・・
どうしても二番目以降をこのように受け止める傾向にあります。
いくら成長の機会、可能性を広げるとわかっていても、気持ちがこのような状態では活かすことなどできません。
ですからまず、ベストプランでない場合には必ず、
心をリセット/リフレッシュ = 現状認識を再設定
する必要があります。
段取りをしなおす = 再段取りです。
プランBの現状認識が補欠プランであると捉えてしまう理由には、
「ベストプランが選ばれなかったから」というストリー
があるためです。
ですからこのネガティブなストーリーを消して、新しいストーリーに書き換える必要があります。
もし積極的にプランBが選ばれるとしたらどんな理由か?
プランBをベストプランとして捉えるにはどのようなストーリーがあるのか?
こんな風に、プランAよりも選ぶべき理由、選ばれた理由を考えるのです。
なぜなら、プランA(ベストプラン)ではなく何かの理由でプランBが選ばれたわけですから、そこには大きな理由があるのです。
あの時、プランAを選んでなくてよかった。
あの時、プランBになったのはラッキー/運命的だった。
こんな風に、後から考えればそうだった!というようなストーリーがあっても不思議ではありません。
いくつかあるプランに優劣や順番をつけて並べているのは、自分の主観です。
ある意味で、思い込みです。
どのプランもそれぞれに選ばれる理由がありますが、自分が説明できる/理解できるものだけを上位にしているのです。
その理由も自分なりの捉え方であって、他人にとっては違う捉え方をするかもしれません。
自分がつけた順番がそもそもベストだったかどうかは、正直わからないのです。
ですから、プランBがベストだという捉え方ができる人に、そのストーリーを考えてもらうのも1つの方法です。
食べたいケーキ(ベストプラン)があったが売り切れていた。
他のケーキ(プランB)を選ぶしかなかった。
自分ではプランBであっても、その“他のケーキ”を選びたかった(ベストプラン)人もいるはずです。
ショートケーキが大好物だから食べたかった。
でも、モンブランケーキを選ぶしかなかった。
・・・いや、秋だからこそやっぱり栗の季節だし、イチゴは旬の季節じゃないから酸っぱいかもしれないしね!
さまざまな角度から、ポジティブな理由を見つけ出してみましょう。
こうしてプランBを積極的に選ぶ理由、プランBの方が良かったという理由を見つけていくと、
だんだんプランBに愛着がでてきます。
やっぱり、プランBがベストプランだったのかも!
このような捉え方ができてはじめて
成長の場可能性を広げるチャンス
に変えることができるはずです。
選ばれるのには理由があります。
事実は、たった1つの現実です。
誰かに選ばれたものも、運命が選んだものであっても、
自分が選んだ理由にすることで、
最高のストーリーで再出発ができるはずです。