意見の違いは目的の違いではなく、ルートの違い ~段取りはカーナビのようなもの

段取りの技術

カーナビ

チームなどで何かしようとする時、どうしても意見が合わないことがあります。

なぜ、意見が異なるのでしょうか?

考え方が違うから?

同じゴールを目指そうとしても意見が異なるのは、

見えているゴールが異なるのではなく、
ゴールまでのルートが異なるから

なのです。

話をしていると、ゴールが違うような気がしますが、

ゴールまでのプロセスが異なるので、
ゴールした意味が違うように感じる

ことが多いのです。

目的を達成すれば、それでいいのか?

そんな風に感じることもありますよね。

このルートは、段取りの一つです。

あの交差点を曲がって、
この道を走って、
でも、あっちの道は渋滞しているし、
こっちの道は狭いから、
遠回りしてでもこちらから行って・・・

そんな風に、

ルートを段取り

するのです。

段取りはカーナビのようなもの

です。
カーナビのルート検索に、

距離優先
時間優先
高速優先

など、設定があります。

何を優先してたどり着きたいのか?

ということによって、ルートが変わるわけです。

もちろん、

乗っている車種

運転技術、運転履歴

ガソリンの残量

コンディション

などもあります。

これは、運転する人の現状を表しています。

このカーナビを置き換えてみましょう。

優先というのは、人それぞれの考え方です。

ですから、同じゴールを目指してルートが変わるというのは、

考え方によって手段が変わる

ということです。

車種や運転技術、運転履歴やコンディションは、

その人の

経歴や体調、現在のポジションや役割

などとと置き換えることができます。

意見の違いが出で困ったときは、まず、

ゴールは一緒なんだ

と考えて、

ルートが違うんだ

と捉え、

何を優先にし、どういう現状があるのか

を考えると、

ルート(手段)の違いを発見

することができます。

違いがわかれば、その違いを埋めるとか、違いを取り入れるとか、何か話をすれば解決するかもしれませんし、違いとして双方に諦めることもできます。

何か、意見がまとまらない時には、

カーナビをイメージして、段取りの違いを考えてみましょう。