春休みに、息子と男2人で、4日間の鉄道の旅をしました。
愛知から鉄道で西に向かい、鹿児島まで到達したら飛行機で帰ってくる計画です。
その3日目、JR九州の各列車に感動しました。
大人でも楽しめる鉄道の旅がここにあった
そんなことを感じました。
随所にこだわりの演出、それも総合で演出され徹底されている
のです。
プロデュースするチカラはすごい!と感じたものです。
電車の名前
いろいろと名前がありますが、いさぶろう・じんぺい号なんてどうやってつけたの?って感じですよね。
外装(ラッピング)
シックな色で徹底的に統一されています。
電車内の内装
和風で徹底されています。
天窓もあり、空と森が見えます。
窓のシェードは、竹か籐あたりで出来た、光を完全に遮断しないもの
こうして透けて見えます。
ちなみに新幹線も同じシェード。
SL人吉号の中は、鉄道模型があったり、SLの本棚があったり、子どもを楽しませる仕掛けが満載。
電灯から椅子まで、すべてが徹底された演出。
豪華列車じゃなくとも、指定料金で乗れる。
お弁当まで演出
お弁当の演出もすごい。
旅に来た感じ満載ですよね。
観光バス、ならぬ、観光鉄道
女性の車掌がガイドしながら、各駅の停車時間は10分と長め。
お土産を買ったり写真を撮ったりするのは、まさに観光バスならぬ観光鉄道。
ほおって置くと廃線になるような場所で、スイッチバック(切り返し)で山を下りるため、運転手が運転台を行き来するのも、車内アナウンスで実況中継。
JR九州の徹底ぶりと、他のJR各社は少し違う
2泊で120万円の豪華列車が売り切れになったのは何故か?
私は最初、ただのお金持ちのためのものだと思っていました。
JR各社が追従して豪華列車を作り出しているのを見て、バブルの再来か?と思ったものです。
その昔は、お座敷列車などいろいろありましたから。
でも、今回のJR九州だけは次元が違う徹底ぶりで、
鉄道観光文化ができた
ということです。
ほおっておけば廃線のような赤字路線を、外観や内装、アナウンスなどを含めた演出によって、再生したのです。
実際、私たちが乗っていた乗客の8割は外国人でした。
いやいや、JR九州はすごい。
すごい段取りだと思いませんか?
でもこれ、鉄道でなくともどの業種でも、どんな地域でもできるのです。
うまくいかないのは、演出がない(中途半端)からです。
ディズニーランドにしても、USJにしても、ハウステンボスにしても、徹底した演出がなされています。
私たちはそれとは違う・・・と思っている以上、活性化はほど遠いのではないかと思います。
それぞれの特徴を活かした演出をすることで、魅力を引き出し、人が集い活性化をするのです。