共感で、あなたは一歩を踏み出せる 〜共感起業で始めよう

アントレプレナーシップ

共感起業とは?
『共感起業大全』著者の中島幸志です。
「共感」や「起業」には、ひとそれぞれに湧くイメージが違います。
その思いを様々な形で伝えていこうと思います。

今回は、一歩踏み出すことに躊躇している方、踏み出したけれど少しうまくいかない方に向けたメッセージです。

共感されて、応援されることで、勇気が湧く

何かを始めるとき、それは、誰もが不安で、とっても心細いものです。

例外なく私も、これまでにたくさんの起業してても、今回のように本を書いても、同じように不安や心細さでいっぱいです。

でも、大「それ、いいね!」って、切にしたい想いに共感されると嬉しいですよね。

応援されて
仲間ができて
勇気に変わっていきます。

そんな状態になったら嬉しいけれども、
それって、どうしたらいいの?と思ってしまいますよね。

一般的に共感は、「相手の気持ちに寄り添う」とか「相手の心を動かすものを探す」などと書かれていることが多くあります。

ビジネスの世界では、集客とか、囲い込みとか、テンプレートで共感とか、テクニックとか、マーケティングとか・・・

私は少し違和感があります。こんな風に、心をモノのように扱ったり、フォロワーなどの数を増やす手段として扱っているかのように感じることについて…。
実際に私はこの20年、心を動かそうと強引さを感じる言葉ビジネスでよく使われる戦争用語との距離感をとってきました。

共感して応援される…そのためには、相手との想いを重ねていく必要があります。
でもそれが、なかなかうまくいかない。

どう、共感したらいいのか、ポイントが掴めず、
どのようにアンテナを張って、チャンネルを合わせるのか。
あるいは共感疲れをして、グッタリしたり…
ジタバタして、モヤモヤして、空回りします。

なぜ、共感が生まれないのでしょうか。

その理由の一つが、

自分が大切にしている価値観を、ちゃんと意識できていないから。

なのです。

自分より相手、と思っていませんか?
自分を脇に置いて、自分よりも大切なものが、自分の外にあると、思い込んでしまっているからです。

共感するのはあなた自身なのですから、あなたが何に反応するかを、ちゃんと知っておく必要があります。

自分の感性は、いつもどこかに、置いてきぼりにされる。

「あなたが大切にしたいことは、なんですか?」

今日、なんとなくこれが大切…じゃなく、
あなたがこれまでのいろいろな選択をしてきた基準、判断をしてきた基準。

「大切にしてきたことは、何ですか?」

ちょっと仰々しくいえば、
あなたの価値感、あなたが反応する感性、あなたの美学はどんなものですか?

そんなこと聞かれても、答えづらいと思うかもしれません。
言葉では表しにくいし、その時々で違うかもしれない。

でも、あなたの中にはちゃんと基準があって、選んでいます。
好きや嫌い、モヤモヤしたり微妙なところが気になったりしながら、でも、自分の感情を受けとめて、判断しています。

でも…
毎日に忙殺されて、自分の判断、自分の心は後回しになっているのではないでしょうか。
そして、どこか心の隅に追いやられてしまっている。
いつの間にか、どこか置いてきぼりになり、忘れ去られようとしている。

でもきっとあなたは、自分らしく生きたいと思っているはず。

共感疲れをするのも、自分があちらこちらと振り回されてしまうから。
自分探しのように、どこかに自分を探そうとしてしまっているのかもしれません。

占いも、カードも、高額のセミナーも、必要ありません。
あなたの中に、必ず見つけたいものがあります。

あなたが、大切にしたい「基準」を再発見する

「あなたが大切にしたいことは、なんですか?」

あなたが、大切にしていること、素敵だと思っていること、こうなったらいいのに、と思うこと。
そんな自分の想いが、誰かと重なって、嬉しい思いが湧き上がる…とっても素敵ですよね。

そこに、共感があります。

あなた自身に、必ずその反応ポイントはあります。
最近使っていないので、少し埃がかぶって鈍くなっているかもしれませんが…
ですから、少し感度を上げるようにして、もう一度見つけましょう。
そして、自分の中に再設定して、そして、毎日の生活の中で、育てていきましょう。

いまある価値感は、あなたの過去の経験が積み重なっています。そこには必ず、感情体験があります。
あなたの感情が、あなたの価値感に問いかけて、微妙な基準を決めていきます。
快や不快、その経験が積み重なって感性として自分の中に備わっていくのです。

感性と聞くと、オシャレとか、センスという言葉が浮かぶかもしれませんが、そうではありません。
感性は、あなたの感覚の基準なのです。良い悪いではありません。
感覚だから、見えないし、いつも意識していないもの。

でも、あなたの中に、必ずあるのです。

それを意識して毎日を過ごせば、あなたは、きっと楽しくなります。
自分の基準で、何かを選択したことを意識できるので、きっと幸せです。
もちろんすべてが望ましい選択にならないかもしれません。
でも、基準と照らし合わせて、選択しないことも選択するのですから、自分で決めたという蓄積になります。

その選択に誰かが共感してくれれば、自分の想いが認められたと感じます。
それが、自分を肯定して、そして、ちょっと自信が生まれるのです。
それが積み重なると、そこから何かやろうとチャレンジや意欲が湧いてくるはずです。

自分を差し置いて、何か別の基準で決めようとしてしまいます。
自分以外の基準で判断できないかと、いつも何かを探しているけれど、
あなたらしさは、あなたの中にしかない。

だから、
あなたを沸き立たせる原動力は、あなたの中にしかないのです。

共感起業大全で、自分を発見しよう

私は、何百人もの起業家を支援してきました。

起業と聞くと、大それたものに聞こえるかもしれませんが、今を生きていく自分の生きかたの選択です。

個人事業からスタートアップまで、様々な人のそれぞれの起業ステージを支援していく中で、やはり始め方がとても大切だということに気づきました。

始まりが悪いと、苦労する人がたくさんいます。
自分の軸がないと、経済に振り回され飲み込まれていきます。

私自身も、大それたことをするつもりがなかったけれど、活動が大きくなって、20年で22万人もの人達と繋がるような事業に繋がった経験もあります。
最初から「大きくするぞ」なんて少しも考えていませんでしたが、それでも活動は年々倍増していくような成長をしていきました。

それはなぜだろう?とふり返ったとき、やっぱりそれは始め方が良かったと感じるのです。

今回執筆した『共感起業大全』は、そんな「一歩踏み出そうとしている人の始め方」から書いています。あなたの想いの見つけ方、そこからあなたらしい事業の具体的なつくり方、そして、その活動が一定の大きさになって「事業」になり「組織」になって、社会から応援されるという段階までを実体験をもとに書いています。

ですから安心してください。

ビジネス書とか読んだことがない人でもわかりやすい、優しい言葉で書いています。

あなたの一歩を、踏み出すことを応援したい。

これから踏み出す人も、すでに踏み出した人も、
もう一度自分自身の想いを見直してみましょう。

ぜひこの本が、あなたの想いの実現に一歩近づけるように、応援しています。

共感起業大全 〜長く愛される事業をつくる(著者:中島幸志)
【公式】応援され続ける ビジネスのはじめかた「共感起業大全」著者:中島幸志 _ ビジネス成功の定義を変える、新しい起業の形とは?社会的なビジネスの連続起業家が実践してきた「共感で応援される ビジネスの考え方」をまとめた一冊。起業の本はたくさ...