最初は3粒から始まったワタの種。
庭に植えたら増えると、ワタができた。
翌年にはお店(meets)で、種と作り方を配り始めた。
私たちが来ている服のことを、少しでも想像してみよう。
そんな意味を込めて。
種から芽が出て、葉が開く。
大きくなるとキレイな花が咲く。
ほおっておくと、白いフワフワのワタができる。
この中には、12〜16個ほどの、種が入っている。
この綿を紡ぐと、糸になる。
糸を編むと、布になる。
糸か布を染めることもある。
その布を繋ぎ併せて、服になる。
そんなたくさんの行程を経て
私たちの毎日に欠かせない、服になる。
ワタを見ていると、
これがまさか服になるとは思えない。
フワフワで、かわいい。
これを手で摘んで、
糸にするのだって、
一苦労。
巷では、
1着数百円のTシャツが売れている。
ファッションという名のオシャレのために、
たくさんの人の手を渡っている。
当たり前のような
当たり前でない
そんなことが
この綿を育てることで
気づけるといいな。
そんな想いで、お店で配っています。
またこの種も、
またどこかの庭先で、
新しいワタとなっていくのでしょう。
当たり前を
見直してみよう