食べごろの野菜を、感じる
食べごろの野菜を収穫するという体験は、感性を育てる。
見た目の色や大きさ、そこから想像する味や食感、それを見極めるための想像力。
タイミングの見極めはある程度のガイドはあるものの、それは絶対ではない。
品種や気候、土壌などによっても変われば、調理方法や食べ方、味の好みによっても
正解はない。
収穫タイミングに、収穫できるかも、わからない
明日の朝が最適であっても、
雨で採れないかもしれないし、
ぬかるみで入れないかもしれない。
体調不良や急用で忙しく
時間が取れないかもしれない。
先に鳥に取られるかもしれない。
虫に食われるかもしれないし、
巨大化して美味しくなくなるかもしれない。
全てに正解はなく、教科書通りが最短でも最良でもない。
全ては感覚の中にある。
刻々と変わる状況変化の中で、
自分なりの基準、
そこから何を選択していくのかが問われる。
毎日子どもと野菜を収穫しながら、
その判断を一緒に考えていく。
ただの収穫体験や、何とか狩りでは、その場の経験にしかならない。
日々の野菜の成長を見届け、収穫のタイミングを見極める。
これこそが感性を育てる大切な時間なのだと日々感じる。