30億年ほど前に生命が誕生し、
6500億年ほど前に霊長類に派生し、
800万年ほど前に人類に別れたそうだ。
そこからの長い年月で人間は感じ想像し思考し、今日の社会を築いた。
これまでに、およそ1000億人が生まれ去っていったらしい。
先に生まれた者によって作られた世界に、
後から生まれた者が住み、
これから生まれる者へと受け継がれる。
しかし今を生きる一人一人にとっては、初めての人生だ。
自分に経験のないことには右往左往し、人類初めて訪れた課題かのように捉えてしまう。
誰かに聞いてもわからないことだから…と、自分だけで解決しようとしてしまう。
まるで発明をするかのように。
想像してみよう。
時代か変われど、今日も同じ1日だ。
それはずっと、これまでに生まれた1000億人も。
その時代でテーマは変われど、何かに悩み、解決し、感動し、誰かに話し、何かに残している。
今の時代はどうだろう。
60億人を超えるひとが、同じ時間を共有している。
誰かが同じことを考えていても決して不思議ではない。
何かの解決策が記録されている、その情報にアクセスすることも容易だ。
そのまま通用しないこともあるだろうが、それらをヒントにし、共通項を見出し、応用してきた。
先人に学ぼう
私たちは発明家ではない。
課題を解決することは必要だが、解決そのものが目的ではない。
解決した先には、また、一段上の新しい課題が待っている。
先人の知恵を借りて、受け継いでいこう。
感じてみよう
あなたの前に1000億人
今を生きる65億人
あなたは、ひとりではない。