TIME is LIFE ~TIME is MONEYの時代は終わった。いま、生きているこの瞬間は、何にも代えられない

ライフスキル

TIME is MONEYの時代は終わった

TIME is MONEY
時は金なり

 

誰かがそう言ったか知りませんが、そんな風に時間を表現する時代もありましたよね。

 

「24時間戦えますか~♪」

そんなCMもありましたが、今じゃそのCMも「3~4時間戦えますか?」に。

 

 

現代は、「働き方改革」とか「ワークライフバランス」とか「イクボス」とか言っている時代です。

 

でもなぜ、時間はお金と同じように扱われるのでしょうか。

 

TIME is MONEY というより LIFE is MONEY?

 

生きることに、お金は必要です。

しかし、お金があれば生きられる、ということでもありません。

 

お金が最も価値のあるもののように勘違いをする時もるでしょう。

でも、お金より大切なものがあることも、私たちはすでに知っているはずです。

TIME is LIFEの時代

お金は、ときに、無力です。

 

お金で治すことのできない難病もあります。

感謝の気持ちは、お金以上に伝わることもあります。

お金をもらうと、かえって厄介なこともあります。

お金は落とすと、なくなります。

お金は、経済で価値がなくなることがあります。

感動に値段はつきません。

 

人生をお金で買うことはできないのです。

 

ピラミッド

記事:老後に人生を楽しむのでは遅い 〜なぜ65歳で仕事を引退したくなるのか

 

人生は、時間そのものです。

 

たったひとつの事実は、

私たちは、この世に生まれ、

そして、いつか死ぬということ。

 

その時間は限られています。

人によって、短かったり長かったりはあります。

病気や不慮の事故、自ら命を落とす人もいます。

 

でも、そこに存在しているのは時間。

だから、時間は人生そのもの「TIME is LIFE」なのです。

 

いま、できること

 

いつか、やろう

 

その「いつか」が来た時に、「やろう」という気持ちが生まれるかどうかはわかりません。

 

たとえば私は、20カ国ほどの旅をしましたが、まだイタリアには行けていません。

若い頃から行きたいと思っていましたが、まだ叶っていません。

 

ピザやパスタなど、イタリアンをお腹いっぱい食べたい!

ワインもたくさん飲みたいです!

 

でもどうでしょう。

 

そもそも、若い時ほど、たくさん食べられなくなります。

イタリアンの、油っぽさを避けたくなるかもしれません。

加齢と共に、味覚は確実に衰えます。

最近、アルコールも、さほど飲めなくなってきた感覚があります。

年齢次第ですが、縦横無尽に歩けるかわかりません。

何か、疾患をわずらっているかもしれません。

もしかしたら、金銭的な問題で行けないかもしれません。

育児や介護が始まっているかもしれません。

イタリアの経済や社会情勢の問題で行けないかもしれません。

 

・・・ここまで考えてしまうのは、もはや悲観的すぎますが。(笑)

むやみに悲観する必要はありませんが、未来が見えないのは、誰もが同じです。

必ず起こるであろうことも、私たちは、「ただ知らないだけ」のことも多くあります。

 

私も、子育て中に、これほど家族旅行のハードルが高いとは思いませんでした。

子どもの成長段階、それぞれのステージにおいて、違うハードルが待っていました。笑

 

聞いていることと実際起きてみた状況は違いますし、感じ方も当事者ではまるで違います。

そして、全く同じ状況が起こることも、ほとんどありません。

 

だから、予想もしないような出来事は、起こるかもしれないのです。

 

あ~、思った時に、若い時に、行っておけばよかった。

 

そう思っては、ただの後悔です。

たとえ時間があって、お金があったとしても、行けない事情が行かせてくれません。

もちろん、まだ確率はゼロではないはずです。

でも、想い描いていた姿とは違ってしまったのです。

 

 

また、子どもの成長も、誰も待ってくれません。

 

子育ての時間はとても大変ですが、「あっという間に大きくなってしまう」というのが実感です。

親子の時間よりも、友達や自分との時間が、どんどん増えていきます。

会話を遮ってまで話そうとする幼児も、会話すらしないお年頃になるまでの時間は、あっという間です。

 

気づいてから、その時間を取り戻すことはできません。

 

夫婦の間も、同じです。

 

そして、自分との関係も同じです。

 

いま、目の前に見えていること、感じていること、

その全てが永遠に続くわけではない

 

それはわかっていても、この瞬間と向き合わず、自分の気持ちを大切にできないことがあります。

 

この瞬間は、二度と来ない時間。

その繰り返しで現在があり、これからの時間が積み重なり、それはいつか終わりがきます。

 

 

「明日、死ぬとわかったら、あなたはどうしますか?」

きっと、今日を大切にすることでしょう。

 

 

TIME is LIFE

 

いま、生きているこの瞬間は、何にも代えられない大切な時間なのですから。

 

この瞬間を、自分のために、今のために、生きよう。