あと5年で人工知能全盛時代がやってくる! 子どもを社会で失業させないために、親が今できること

AIの時代に子どもが活躍できるように 子育て

AI(人工知能)の話題が、産業や労働の分野で賑わっています。

 

過度なAIへの期待と、過度なメディアの煽りによって、少し大げさになっていますが、そういったAIが社会に普通に入り込んで来るのも、時間の問題です。

 

私は、インターネットが誕生する時代に、その様子をリアルタイムに体感することができたラッキーなひとりです。

 

コンピューター通信にどっぷり浸かっていた時代に、たまたま超高速回線が繋がっていた職場で、誕生したばかりのブラウザを見て感動していました。

 

いま、AI(人工知能)が話題ですが、これまでにも何度か話題に上ったことがありました。

 

しかし今回に限っては、ちょっと違います。

 

ただ、いますぐに、AIが人間の代わりをカンペキにしてくれることはありません。

 

でも、時間が学習する時間を与え、私たちが頼りにできる相棒になることは間違いないようです。

 

 

AIの時代に子どもが活躍できるように

 

どんな相棒になるのか?

 

とりあえずわかりやすいところから説明するならば、記憶能力と学習能力を備えたアシスタントといえるでしょう。

 

事実やデータ、記録が忘れられず正確に管理される

その管理されたものから類推できる業務が肩代わりできる

 

といったところです。

 

つまり、とても優秀なアシスタントをしてくれるのです。

 

それは便利ですよね!

 

・・・でも、そのアシスタント業務がなくなるということがどういうことなのでしょうか。

 

 

一つは、アシスタントの職業がなくなるということ。

 

繰り返しを基本とする業務は、どんどんAIに代用されていくわけです。

 

法務
経理
財務
管理
カスタマーサービス
事務
営業アシスタント
秘書

 

こうした職業の全ての業務がなくなるわけではありませんが、将来的にはほとんど不要になるでしょう。

 

書類の受付やチェック、人が類推できそうな仕事は、人間より精度が高くなりますから、むしろ人間よりAIに回答を求める時代が来るかもしれません。

 

 

もう一つは、仕事を経験できる時間が少なくなるということ。

 

一般的には事務などをしながら仕事の流れを体得していくことがあります。

 

言うなれば、助走期間です。

 

たとえば新卒などで社会に慣れていくための時間

一般社員がリーダーや管理職になるための時間

作業者が管理者になるための時間
実行者が企画者になるための時間

 

こういった体得のための時間が、どんどん減らされていきます。

 

そんなつまらない仕事をしなくても、楽しい仕事ができそうでラッキー!

 

そう思えれば、きっと活躍できるでしょう。

 

でも、すべての人がそうとも限りません。

 

 

複雑な仕事ほど人間に回ってくるので、
より高度なスキルが求められるのです。

 

 

複雑で人間でしか解決できないような問題解決に楽しさを感じられれば、きっとどんな時代でも活躍できるでしょう。

 

一方、できるだけ簡単な仕事を望み、時間でお金をもらうことを望むなら、AIにどんどん仕事を奪われるわけです。

 

 

子どもたちが将来、どういった仕事を選ぶのか?

 

選ぶのは私たちではありませんし、実際に仕事をするのは子どもたちです。

 

とりあえず大学に行って、のんびり遊んで、大学名で就職できるような時代ではなくなります。

 

 

社会に出ると、新卒研修などがありますが、こういったものも現状のような離職防止を目的とした研修ではなくなるでしょう。

 

いまは人手不足と言われていますが、もう5年もすれば失業率がどんどん高くなるはずです。

この2017年でさえ、金融界では大規模なリストラが始まっています。

 

見えた目にはわかりづらいでしょうが、大規模な人員配置転換は事実上のリストラです。

 

 

今人気の、金融、公務員、商社などは該当業種も多いので、時間の問題です。

 

 

私たちにとって、黄金時代を築いた職種も、これからの時代では様変わりします。

 

 

子どもたちがどんなキャリアを描けるのか?をサポートできるのは、親です。

 

その親が、旧世代の黄金ルールに囚われていると、時代遅れの就活で子どもたちは路頭に迷うことになります。

 

 

こういう社会変化と就業の問題は、特に今に始まった話ではありません。

 

ただ、近年のITやAIに関する産業転換は、これまでに以上に早いという点が大きく違います。

 

もし、少しでも、新しい世界の可能性を感じられるなら、少しでもライフスタイルからイノベーションを起こす一歩を踏み出す必要があります。

 

いまから、親が子どもに何をしたらいいのかを、一緒に考えるキーワードは、感性です。