なぜ、大人でも迷子になるのか ~人生の迷子になったら地上に出よう

社会・地球と感性

よく知っている場所で迷子になった

久しぶりに東京の渋谷に行ったら、迷子になりました。

 

いま、大規模な工事をしているので、そこら中に工事用のフェンスが立っています。

両脇が囲まれ、空しか、見えません。

いや、空も見えません。。。

 

いつもの道は塞がれ、違う道が作られ、矢印の方向に従う以外に方法がありません。

矢印を頼っていって、
自分はどこに出るのだろうか

 

私が渋谷にいることは確かですが、迷路のような道を辿っていき、最後に77段の階段を上ってようやく銀座線のホームにたどり着きました。

 

渋谷で迷子になるかと思った

 

25年も東京に居たので、渋谷で迷子になることはないだろうと思っていました。

でも、正直、不安な気持ちになりました。

迷子になる時ってこんな気分なんだろうな

 

人生も迷子になることがあります。

迷子・・・なぜ人は迷子になるのか、考えてみました。

地下街だと迷子になりやすい

 

地上より、地下街で迷子になる人は多くいます。

地下街のマップを見ても、自分がどこにいて、どちらに向かったら良いのかわからなくなるわけです。

これはなぜでしょうか。

方位/方角がわからない

そもそもマップがあったとしても方位/方角がわからないのです。

地上であれば太陽があるので、なんとなく方角が掴めます。

自分のいる場所と、地図を北に合わせれば、向かう方向がなんとなくわかるはずです。

見通せない、見渡せない

地上であれば、なんとなくビルなどの建物があり、遠くのものが見えたりします。

しかし地下では、見通しというものができません。

全てが壁に囲まれているので、壁の向こう側がみえないわけです。

 

見渡せないのです。

この、方位と見通しというのはとても重要なものです。

いくら詳細な地図があったとしても、使いきることができないのです。

人生が迷子になるときも同じ原理

 

アップロード画像

 

 

周囲が見通せる場合には、人に聞いてもわかりやすい答えが返ってきます。

 

 

あのビルの向こう側にあるから、
この道を行ってあの角を曲がれば良い

 

しかし、地下街だとそうもいきません。

あのビルの向こう側・・・というものが見えないのです。

天井があって、見通しを遮っているのです。

私たちの人生も、そうした周囲が囲まれている状態だと、やはり迷子になるのです。

 

 

 

先の見通しの見えない時

身動きの取れない状態

下を向いて歩いているとき

何かに夢中になっているとき

 

やはり私たちは、迷子になります。

子どもが迷子になるのは、視線が低いせいもありますし、集中して周囲がみえなくなるからです。

私たちも同じ状況が生まれるのです。

 

 

 

 

迷子になったら、地上に出てみる

私たちが迷子になった時は、知らないうちにこんな地下街に入っていたのかもしれません。

それも薄暗く、狭い地下街かもしれません。

誰もが時々、道に迷います。

不安になったら、まず、地上に出てみましょう。

そして、それを見上げて太陽を確認し、わからなかったら人に聞いてみましょう。

 

 

 

 

ここは、どこですか?
ここに行きたいのですが。

きっと、指を指して、

 

 

 

 

あの建物の向こうだよ

と見通しを示してくれるはずです。

 

今日の段取リズム

迷子になったら、
見渡せる場所に移動しよう

 

迷子になった時には、どんな段取りをしたら良いでしょう。

 

それは、見渡せる場所に移動する、ということです。

 

高い所であれば、きっと遠くが見えます。

 

地下にいるうちは、何も見えません。

 

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少し高い位置からみれば、自分の場所がわかります。 低い位置では、目の前しかみえなくなってしまいます。 見渡せれば、どこに進めば良いかも、少しわかるかもしれません。 何か目印があるかもしれません。 迷ったらまず、地上に出て、高いところを目指しましょう。