いつも悪者にされる感情
感情というものは、誰にでもあります。
ですが、感情と聞くと「感情的」という言葉があるように、怒りなどが取り上げられることが多いようです。
「そんな感情的にならなくても・・・」と困った顔をされたときは、何か、怒りの感情でその人が支配されているような印象を受けたのでしょう。
日々の会話で「感情」という単語が出てくるのはこういった良くない場面に多いです。
良い意味や場面で出てくることはとても少ない言葉です。
感情は誰にでもある
感情は人は誰にでもあります。
動物を見ていても、きっとあるだろうと思えます。
「喜怒哀楽」という言葉のように、嬉しい、怒り、哀しい、楽しい・・・といった気持ちが沸き起こります。
日々、いろいろな出来事でこうした感情が沸き起こります。
人は感情に敏感なので、その感情を引き起こそうとします。
つまり、楽しくなりたい、怒りたい、哀しみたい、楽しみたい、といったような欲求です。
「怒りたい」という気持ちも、たとえば「何かを守るために」という大義があれば、そうした行動も容易に出るでしょう。
「哀しみたい」という気持ちも、たとえば「命の尊さを感じたい」という場面になれば、涙もでてきます。
人は、あらゆる感情を常に出し続けて、そして心のバランスを調整しています。
楽しく、怒り、哀しみ、楽しんでいくことで、調整を図っているのです。