1日1回1分間のリセット

こころ/マインド

リセットしてますか?

みなさんは、毎日リセットしてますか?

気持ちを切り替えたり疲労を回復させたりと、心も体もリフレッシュをしたいことがありますね。

もちろん毎日寝ていることで、それなりのリセットはできているといえます。

でも、寝るというのは無意識の中のこと。

意識をする時間が強制的に停止されるので、朝は少しリセットされた感じがします。

でも、夢によってはリセットされないこともありますね。(笑)

寝るという無意識のリセットは自分の意志でリセットしたわけではありません。

ですから、意識的にリセットをすることで、本当の意味で自身をリフレッシュさせることができるでしょう。

リセットの必要性

リセットしたいことの1つに、気持ちや感情のリセットがあります。

いろいろと嫌なことがあったりしたら、やっぱり気持ちをリフレッシュしたくなります。

でも、嫌なことがあった直後などは、リセットしたいけれどどんどん感情が湧いてきて、リセットする気にもなれないということがあります。

そうしている間にリセットすることを忘れてしまい、そのまま感情を引きずってしまうことも多くあります。

気持ちがリセットされないと、その後の行動に大きな影響を与えます。

イライラして運転すれば、運転が荒くなります。

自分のコントロールも荒くなり、行動が荒くなり、口調が速くなり厳しくなり、表情が強ばります。

そして周囲にも悪影響を与えてしまいます。

ですから、リセットしたいタイミングでリセットができることが一番良いといえます。

リセットの優先度

しかし、「リセットする」ということそのものを忘れがちです。

どうしてリセットし忘れるのでしょうか?

気分が高揚していたり、忙しかったり、拘りたかったりする気持ちがあるからなのでしょう。

リセットよりも優先度が高いことがそこにあるからです。

ですから、リセットをするには、他のどんなことよりもリセットのほうが優先度が高いと思わなければなりません。

これを意識化することが大切です。

気分が高揚しているときにリセットの優先度を高めることは大変難しいことです。

でも、感情というものはすぐに収まります。

怒りの感情も、6秒あれば収まるという研究結果があるように、ずっと続くわけではありません。

次の異なる怒りが湧いてきても、また6秒で気分が収まるのです。

ですから、リセットをするタイミングは必ず訪れます。

ふと気分が切れた瞬間に、リセットをかけてみましょう。

リセットのかけかた

リセットをするのには1分あれば十分です。

1分間、目を閉じて、何も考えない時間を持つだけです。

これは瞑想とも言われますが、穏やかな時間を自分に与えるための1つの方法です。

たった1分間と思うかもしれませんが、目を閉じて何も考えない1分というのは、かなり長く感じることでしょう。

意識が不安定だと、いろいろな五感が感情に影響し、思考を働かせます。

そして、1分も経たないうちにまた思考が始まってしまいます。

なかなかコツを掴まないと、1分の瞑想でリセットできませんね。

場所を選ぶ

場所はどこでも1分間リセットはできます。

しかし、自分が意識せずとも、自分に声をかけられるような場所は避けましょう。

静かすぎる場所も、かえって音が気になりますから、トイレなどで静かにしているのも落ち着かないことがあります。

ですから、公園でも電車の中でもでも良いですが、音の大小があまりない場所であればどこでも良いと思います。

リラックスする

立ったままでもリセットはできますが、できれば座った状態が良いです。

リラックスといっても寝た状態だと眠ってしまうかもしれませんが、ちゃんと意識があればそれでも構いません。

乗り物などで揺れていない方が、やりやすいでしょう。

そして深呼吸をし、ゆっくり息を吸い吐いて呼吸を整えましょう。

時間を委ねる

時間を委ねることができなければ、時間が気になって仕方ありません。

時間をカウントしたり、そろそろ1分かなと思っていては、リセットできません。

ですから、スマホでも何でも良いので、タイマーなどをかけて1分間という時間を委ねましょう。

意識のある無の時間

無意識ではなく、意識のある無の時間というものを創り出すのはコツが必要ですが、それほど難しいことではありません。

多くの方法は、額の中央に意識を集中させたり(といっても眉間にシワを寄せてはいけません・・・)、丹田というおへその下あたりに意識をもっていくなどがあります。

また、呼吸に意識を持っていくのもやりやすい方法です。

8カウントをかけて息を吸い、8カウントで息を止め、16カウントかけて息を吐くなどのやり方です。

息を止めている8カウントで、頭の先から手や足の先、体の表面から内臓にまで意識を巡らせます。

指の1本1本、内臓の1つ1つに意識を向けるという機会はあまりないと思いますが、自分の調子をそこで確認することもできます。

意識を向けるということはそこで何かを感じたり考えることではないので、単に、意識を集中させるだけです。

身体じゅうに意識を巡らせるというのはとても面白い時間です。

1日1回1分間リセットの習慣

朝起きて、すぐにテレビをつけるのではなく、1分間のリセットをしてからでも遅くありません。

御飯を食べる前の時間でも良いですし、寝る前の時間でも良いでしょう。

いずれにしても1日1回、1分間のリセットは効果的です。

意識でリセットをさせることで、少し豊かな時間がやってくるでしょう。

毎日続けると、何か少しだけ、時間の流れが変わってくるはずです。