想定はファンタジー
「どうにかしたいと思っているんだけど・・・」
ビジネスやプロジェクト支援をしていると、うまくいくものもあれば、うまくいかないものもあります。
むしろ、9割はうまくいくはずもありません。
それはそうです。
なぜなら、頭の中で考えている想定と現実には、相当な開き(ギャップ)があるからです。
思考というのはある意味で空想、そう、ファンタジーなのです。
いくらファンタジーの中でシミュレーションしても、9割以上は無意味です。
言葉は悪いですが、妄想です。
どうやれば効率がいいか。
何かをするなら無駄なことはしたくない。
遠回りはしたくない。
できるだけ効果の上げられるものを。
頭の良い人ほど、こんな思考をしがちです。
本当にそう考えているなら、ファンタジーの中から早く抜け出しましょう。
現実で何か行動を起こす以外に、実現する方法はありません。
一滴のしずくの影響
「いやぁ、やっているんだけどなぁ・・・」
本当に、そうでしょうか?
考えている時間のほうが何十倍も長いのではないでしょうか。
それよりも、ほんの少しでも多く行動をすれば、、、何かが変わります。
変わっていないように見えても、必ず何かに影響します。
プールの端で、一滴の水を垂らすとどうなりますか?
確実にすべての縁に波紋が届きます。
そして返ってきます。
影響させないようにしていても、必ずどこかに影響してしまうのです。
話せば、誰かが聞きます。
書けば、誰かが読みます。
動けば、誰かが見ます。
誰もいないところでやったとしたら?
話せば、自分が聞きます。
書けば、自分が読みます。
動けば、自分が感じます。
暗闇で1人で行動をしたとしても、自分という最低1人は聞いているのです。
客観的に自分を聴衆してみるだけでも、自分の捉え方はずいぶん変わります。
考えているだけでは、誰も考えていることに気づきません。
文字や言葉に出すから、誰かがそれを見聞きすることができるし、サポートもできます。
ほんのちょっと、の行動で良いでしょう。
勇気がいるほど大胆な行動は必要ありません。
小さな波紋で良いのです。
そんな小さな波紋と波紋が合わされば、また新しい波紋ができます。
夢を空想で描いているだけでは、決して叶いません。
行動に起こそうと思った時には、それを叶える時間が足りないかもしれません。
時間だけでなく、環境がそうさせないかもしれません。
体力や気力が落ちているかもしれません。
少しでも早く、少しだけ行動を起こすことが大切です。
人生の時間は有限。
サバイバルです。
もちろん、考えることも大切。
でも、考えている以上に動くことも大切です。
ほんの少しの影響が、可能性を広げるに違いありません。
ひとりでも多くの人の行動を、心から応援します。