金利なんて、もったいない!
住宅ローンの返済をしていると、毎月支払っている金利の金額がバカバカしく思えてくる瞬間があります。
たとえば、「金利2%、毎月10万円の返済のうち金利払いが3万円ある」とした場合、3万円がとても大きく感じ、年間で36万円ともなると更に無駄に感じます。
低金利の時代とはいえ、数千万円の住宅ローンは高額ですから、長期間借りているので毎月の利払いの額はどうしても多く感じます。
借りているということだけで3万円を毎月払う・・・毎月の支出を減らし節約して生活をしている私たちにとって、その3万円が惜しいと思うのは正常な感覚だと思います。
更にその利払いの額が35年で1000万円にもなることをと考えると、「もったいない!」と思ってしまいがちです。
借金を早く返したい!
そんな気持ちになるのも仕方ありません。
繰り上げ返済で、「返済額軽減型」を選択している人は、返済をすると少額づつ返済額が減っていくので、何かしらの達成感を得られるかもしれません。
その達成感を味わうために、せっせと返済をしている人も多くいると言われます。
でもその感覚を味わう前に、ちょっと冷静に考えてみましょう。
返済をすることで受けられるメリットが減ることもあります。
これから整理をしていく様々な現状を考えるにも、まずは感情を落ち着けることにしましょう。
目先の数字やあまり触れたことのない数字には、感情で左右されてしまいがちです。
金利や借金という言葉に負のイメージがあるとは思いますが、考え方によっては全く別の視点になります。
まずは感情に向き合って、目先の感情に左右されないよう落ち着きましょう。